栗東/有力古馬次走報

トピックス

02年きさらぎ賞、06年小倉大賞典の2つの重賞を制したメジロマイヤー(牡8、栗東・田島厩舎)が、新天地を求めて障害入りすことになった。
既に障害練習を行っており来週にも障害試験を受けるという。
「平地力があるしセンスは非凡なモノがある。無理使いをしてないから年齢よりも馬が若々しいからね。楽しみにしている」と田島師は好感触。

クイーン賞(地方交流重賞)で2着に敗れたメイショウバトラー(牝7、栗東・高橋成厩舎)は、兵庫ゴールドTで巻き返しを図る。
「状態は悪くなかったんだが、ハンデが応えた。今度は牡馬が相手になるが、大きく崩れることはまずないはず」と高橋成師。

ジャパンカップダートで2着に入ったフィールドルージュ(牡5、栗東・西園厩舎)は、当初、東京大賞典に使う予定だったが賞金不足(除外対象)のため名古屋グランプリ(地方交流重賞)に向かうことが決まった。
「状態は変わらず良い。相手関係からもここは決めたいと思っている」と西園師の期待は大きい。

中日新聞杯を制したサンライズマックス(牡3、栗東・増本厩舎)は、年内は無理して使わない方針。次走の候補として年明けの(東・西)金杯が有力。
「1000万を勝ったばかりで重賞を穫るんだから力を付けている証拠。来年はもっと強くなるよ、この馬は」と増本師は笑顔で話してくれた。

また同厩舎で障害のオープン馬のマルカラスカル(牡5、栗東・増本厩舎)、キングジョイ(牡5、栗東・増本厩舎)は、それぞれ中山大障害へ向かう。

天皇賞(春)・4着以来、放牧に出ていたアイポッパー(牡7、栗東・清水出厩舎)が栗東へ帰厩。
次走についてだが、有馬記念には出走しない方向とのこと。
「まだ追い不足。来年からの復帰で日経新春杯か京都記念になる見込み。でも日経新春杯だとハンデを背負わされるので京都記念が濃厚じゃないかな」と土屋助手。

次週の阪神カップに出走するスズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)は、坂路コースで52秒0-13秒1と軽快な動きを見せた。
「レース後の回復が早く前走よりも体調は上向いている。馬体もふっくらしていい頃の張りも出てきた」と児玉助手は笑顔。
「あとは展開だね。直線で巧く捌ければ好勝負になるはず」と手応え十分。