【安田記念】完全復活スマートオーディン「今の感じなら1600mもこなせる」と池江師

スマートオーディン

29日、安田記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

2走前の阪急杯で長期休養からの完全復活を遂げ、前走の京王杯SCは7着だったスマートオーディン(牡6、栗東・池江寿厩舎)は坂路で最終調整。4F52.9-38.0-24.4-12.1秒をマークした。管理する池江泰寿調教師のコメントは以下の通り。

【池江泰寿調教師のコメント】
「(2走前の阪急杯で復活の走りを見せました)ダービー後に屈腱炎を発症し、牧場のほうで1年半ほどケアしていただき、脚はもう不安はないです。調教も積めるようになりましたし、競馬も使えるようになりました。ただ折り合いつけるのが難しく、1600mを使っているころは3コーナーから暴走気味だったので、1F短くすればハマるのではという思いから阪急杯を使いました。見事にハマってくれましたね。

(前走の京王杯SCについて)池添騎手はテン乗りで、どこまで折り合いをつけられるか手探りでしたが、折り合いに関しては心配ないと言っていましたので、今回はある程度の位置で、もう2列前で競馬できると思います。そこから32秒台の脚が使えればチャンスはあると思います。

(中2週です)中2週なので仕上げやすいです。強い調教もせず、コンディション維持できるので難しいことではないです。

(最終追い切りについて)反応を確かめる程度でしたが、反応も良く、上積みがありそうな動きでした。

スマートオーディン

(東京マイルについて)1600mを使っているころは3コーナーから暴走気味だったのですが、1400mを2度使って競馬を覚えて、我慢できるようになってきたので、今の感じなら1600mもこなせると思います。ペースも流れれば折り合いもつくと思います。

(東京について)末脚の切れ味はあるのでいいと思います。あまり前残りになると32秒台の脚を使っても届かないので、流れてほしいです。

(ファンの皆さんへ)屈腱炎という重い病を超えて復活したので、この馬に自分を投影して応援してくださるファンもたくさんおりまして、励ましのお声もいただいています。G1を勝って、この大きな病気を克服しても大レースを勝てることを証明したいと思います。頑張ります」