専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
阪神JFは◎○▲でズバッ!来年の桜花賞も見えてきた!
2017/12/14(木)
どうも!美浦の古川です。
先週の阪神ジュベナイルF(G1)ではラッキーライラック(牝2、栗東・松永幹厩舎)が勝ち、無傷の3連勝で2歳女王に輝いた。デビューから手綱を取る石橋脩騎手が「本当に走る馬」と言っていたが、この大舞台でも最後の直線で力強く伸びて差し切り、鞍上も「夢のよう……」と自身2度目のG1奪取に喜んでいた。
②着のリリーノーブル(牝2、栗東・藤岡健厩舎)も本番に向けてシッカリと仕上げられたようで、引き締まった馬体だった。直線で先に抜け出して渋太い伸びを見せており、大崩れのない安定した走りは来春のクラシック戦線でも武器になるであろう。
そして、先週の「四方山話」でも取り上げたマウレア(牝2、美浦・手塚厩舎)は③着。輸送後はカイ食いが細くなるところがあり、今回の阪神遠征でも大きな体重減が起こらないように手塚貴久厩舎の関係者は気をつけていた。当日の馬体重はマイナス4キロと多少減ったがこれなら及第点で、レースでは中団で脚をタメて、ラッキーライラックとリリーノーブルの間を窺いながら伸びてきた。
桜花賞馬の姉アユサンよりも評価が高かったが、阪神JFでの結果も上(アユサンは⑦着)になり、主戦の戸崎圭太騎手も「まだまだ成長しそうで、来春が楽しみ」と言っていた。この内容を見る限り、来春の桜花賞でもこの3頭の争いとなると見るが、今回1番人気で⑨着に敗れたロックディスタウンもどこまで立て直してくるか注目したいところだ。
ところで、先週の「メガ盛り新聞」の阪神JFでは◎ラッキーライラック、○リリーノーブル、▲マウレアとしてパーフェクト的中!今週の朝日杯フューチュリティS(G1)でもズバッと決めたいと思うので、ご注目あれ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。