専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
菊花賞馬が参戦 アメリカJCCは大注目!
2019/1/17(木)
どうも!美浦の古川です。
三日間開催の後とあって、今週は月曜ではなく火曜が全休日。『水曜は全休明けで軽め、木曜に追い切る』という馬が多かった。休日明けだと、いつもの勘が鈍ってしまっているのは人も馬も同じ。
土曜日に競馬を使う馬などは、追い切りから競馬までの間隔を十分とる為に全休明けでも追い切るケースもあるが、その場合でもケガの防止という観点からビッシリとはやらず、直前も軽く時計を出して微調整するなど工夫する陣営は多い。
今週は各馬の状態、仕上がりにいつも以上の注意が必要となりそうだな。
さて、今週は中山でアメリカJCC、中京で東海Sと2つのG2が行われるが、特に注目しているのはアメリカJCCのほう。懇意にしている手塚厩舎のフィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)が復帰戦にココを選んできたからだ。
菊花賞を制した後は無理を避けて一旦リフレッシュ。当然ここが大目標ではないが、4歳を迎えてどこまで成長しているのか。結果は勿論、そのレース内容にも期待したいところ。
詳しい仕上がり状態や陣営の感触などは、週末の「厳選馬」のほうでお伝えしようと思うので、どうぞお見逃しなく!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。