四方山話

どうも!美浦の古川です。

今週は週明けから気温が低くて少し体調を崩してしまったんだが、トレセンに来て馬の話をしていたら徐々に回復。天気も週末にかけて暖かくなってくるようだし、今週は桜花賞ウィークに相応しい舞台で競馬がやれそうだ。

桜花賞の個人的な思い出といえば、馬券云々というよりもこの業界に入ったばかりの駆け出しの頃、あれは昭和47年だったか。「関西へ桜花賞の取材に行って来い」といわれて、右も左も分からない状態で行ったんだが、厩務員のストライキで春の4歳(今の3歳)クラシックの延期が決定した。

やることもなくて、ストーブの前で暖をとりながら調教を見ていたのを今でも覚えている。今じゃ考えられない話だが、日本の競馬がまだ成熟していない時代。そんなことも考えながら、ドバイでのアーモンドアイ(牝4、美浦・国枝厩舎)の勇姿を目の当たりにすると感慨深いものがあるな。

今年の桜花賞はダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田厩舎)を中心に、クロノジェネシス(牝3、栗東・斉藤崇厩舎)、関東のグランアレグリア(牝3、美浦・藤沢和厩舎)が追い掛ける構図。それほど荒れる決着にはならないと見ているが、果たして。

週末の「厳選馬」では、実力の割に人気が控え目な馬券になる狙い馬を紹介予定。今週も忘れずにチェックして欲しい。