専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
令和元年の晴れ舞台を目指して…
2019/5/9(木)
どうも!美浦の古川です。
先週のNHKマイルCはあんな形で少し後味の悪い結末となってしまったな。グランアレグリア(牝3、美浦・藤沢和厩舎)はスタート一息で前半掛かり気味。もっと折り合って運べていれば、直線でも余裕をもった進路取りができていたハズで、牝馬のテンション、大一番を獲った後のケアの難しさを改めて思い知らされたな。
それと、土曜の東京では「ひょう」が降って、安全な競馬施行が困難との判断で10R以降が中止。特にダービーTRのプリンシパルSが1週ズレてしまったのは可哀相だ。
優先出走権は1着馬のみだが、せっかく狭き門のチケットを獲得しても本番までは中1週という強行軍になってしまう。お釣り無しでも全力で切符を獲りに行くか、本番も見越した仕上げで臨むのか、陣営も悩ましいところだろう。
個人的に狙っている馬は本番にも余力を残して使いそうだが、ここでの1着と2着は天と地。今年は令和元年という節目のダービーでもあり、我々が思っている以上に愛馬を晴れ舞台へ送り出したいと考えている関係者が多いからな。
週末にはヴィクトリアマイルの関東馬も含めて、妙味のある狙い馬を紹介したいと思っているので、金・土曜更新の「厳選馬」を楽しみにしていて欲しい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。