専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
馬具で一変!「デビュー以来最高のデキ」の馬が適条件で押し切り狙う!
2019/10/3(木)
どうも!美浦の古川です。
今週から開催替わり。秋の東京、京都、新潟開催がスタートするが、今週は海の向こうフランスで凱旋門賞も行われるから、競馬関係者にとっては忙しい1週間になりそうだ。
個人的にはやはり、手塚厩舎のフィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)を応援しない訳にはいかない。
環境に敏感なタイプで前走・札幌記念の際にも結構苦労したようだが、今回は勝手が全く違う海外遠征。坂路など、日本と似た調教施設で調整できる英国・ニューマーケットを拠点に、今のところは順調そう。
ブラストワンピース(牡4、美浦・大竹厩舎)との最終追い切りも上手く終えたようだし、後は前日にフランス入りして本番を迎えるばかり。三連覇を狙う怪物エネイブルを相手にどんな走りをしてくれるのか、馬券を買ってテレビの前で応援しようと思ってる。
そして、日本からフィエールマンにエールを送れそうな1頭をここで紹介しておこう。
日曜の新潟6R出走予定のジュニパーベリー(牝2、美浦・手塚厩舎)。元々調教でイイ動きをしており、能力を買われていたが気性に難があってデビューから2戦はパッとせず。
ところが、ブリンカーを着用した前走が見せ場十分の3着。前走後はソエも完全に治まって、動きも実に軽快で「デビュー以来最高のデキ」とスタッフの威勢も良かった。小細工不要の新潟・千直なら一気の押し切りがあっていいゾ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。