専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【阪神カップ】小細工なし!自分の競馬に徹するだけ!
2019/12/20(金)
どうも!美浦の古川です。 いよいよ日曜はGP有馬記念。豪華メンバーにアーモンドアイが加わって、近年稀にみるドリームレース。楽しみでならないが、その前に土曜も面白いレースが目白押し。
障害の頂点ともいえる中山10R・中山大障害はオジュウチョウサンが不在で大混戦。一発を狙って各陣営とも虎視眈々だが、シンキングダンサー(牡6、美浦・武市厩舎)に騎乗する石神は「勝てる自信?ありますよ」と自身の4連覇を疑ってなかったな。
オレ的には関西馬ディライトフルあたりも怖いと思うんだが、今の充実ぶりと大障害コースの経験は強味。好勝負は必至だろうな。
それと阪神11R・阪神カップ。マイスタイル(牡5、栗東・昆厩舎)に乗りに行くカツハルの力の入りようが印象的だった。
マイルCSもイイ競馬内容でアワヤの4着。今度は阪神の1400Mに舞台は替わるが、絶好の最内枠を引き当てた。小細工なしの先行策で自分の競馬に徹すれば、おのずと結果はついて来ると思う。
重賞以外で面白そうなのは、中山8R・3歳上2勝クラスのハルサカエ(牝3、美浦・大竹厩舎)。
ここへきて漸く良い頃の動きが戻ってきたとのこと。ここ数戦は不本意な競馬続きだが、元値は2勝クラスでも上位レベル。この枠から減量J起用の51キロならスピードで圧倒するシーンまであっていいぞ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。