専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
馬体が締まって状態は上向き!乗り替わりも心強い!
2020/1/16(木)
どうも!美浦の古川です。
三日間開催明けで今週も追い切りは木曜に集中。現場のトラックマンはてんやわんやだったな。
それと、年明けから頻発しているのが落馬事故。三浦皇と大塚海渡は結構な重症で復帰は先になりそうだし、先週14日も菅原明良が騎乗馬の故障発症でケガ、以降のレースをキャンセルしていた。
同じ事故でも防げる事故と防ぎようがない事故があるので、一概に並べられないんだが、勝ち負け以前にフェアで安全な騎乗が大前提。新人騎手は特に少し競馬に慣れてくるタイミングで事故を起こす場合が結構多いから、普段から注意しすぎるくらいで競馬に臨んで欲しいと思うな。
今週から冬の小倉開催がスタート。関東馬もそれほど多くはないが、何頭かは現地滞在で参戦する。堀厩舎や手塚厩舎なんかは調教師が逐一指示を出すというより、滞在するスタッフを信頼して任せているって感じのスタンス。
冬の小倉は毎年雪の心配がつきまとうんだが、たまにピンポイントで現地滞在の馬券話も入ってくることも。このコラムでもタイムリーに紹介しようと思っているので期待してて欲しい。
最後に今週デビューする3歳の好素材を教えようと思ってたんだが、あいにくの除外。残念だが来週以降のお楽しみってことで。
日曜8Rに出走予定のハルサカエ(牝4、美浦・大竹厩舎)は暮れに使ってマズマズの内容で3着。少し余裕のあった馬体が締まって状態は上向きだし、何よりマーフィーに乗り替わるのが心強い限り。差す競馬も板についてきたし、待望の3勝目はココになりそうだな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。