専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【京成杯】「ここは通過点でしょう」と陣営も強気!
2020/1/18(土)
どうも!美浦の古川です。
今日の中山は時折結構な勢いで雪に見舞われて寒かったゾ~。多少の覚悟はしてたんだが「今日の開催は大丈夫か!?」と不安になりそうな時間帯もあったからな。
障害でヒヤッとするシーンはあったものの、それ以外は大きなアクシデントはなく無事最終レースまで行えたことが何より。温暖化が進むこのご時世とはいえ、やっぱり1~2月は油断禁物だ。
さて、日曜は中山で京成杯が行われるな。クラシックにもつながる大事な重賞、今年は例年より面白いメンツが揃った感じだが、中でも注目は牝馬のスカイグルーヴ(牝3、美浦・木村厩舎)だろう。
エアグルーヴにつながる良質な牝系で父は新種牡馬エピファネイア。スタートから馬なりのまま2着以下を子供扱いしたデビュー戦が衝撃的な強さだった。
今度は中山に舞台が替わって相手関係も馬場コンディションもガラッと変わるが、陣営は「初戦はスピードがあり余っただけで、操作性に不安はなし。ここも通過点でしょう」と自信満々。
個人的にもここら辺りで躓いて欲しくないと思える将来の名牝候補。その走りをライブで目に焼き付けるつもりだ。あまり人気がなさそうなビターエンダー(牡3、美浦・相沢厩舎)あたりが突っ込んで来てくれるとイイ配当にありつけそうだな。
メインの資金稼ぎ用だと、中山4Rのピシュマニエ(牝3、美浦・田中清厩舎)がオススメかな。前走が着差以上に味のある勝ち方と内容で、調教師も「あの走りなら昇級でもチョット楽しみ」とニヤリ。ルメールも色気があればこその連続騎乗。配当妙味のある昇級のココが狙い目だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。