専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【AJCC】万全の仕上がり!心身ともに一回り成長!
2020/1/25(土)
どうも!美浦の古川です。
いよいよ1回中山も最終日。メインのアメリカJCCには一昨年のGPホース・ブラストワンピース(大竹厩舎)が登場する。
勿論、この中に入れば実績断然なのだが、今回はフランス凱旋門賞以来の復帰戦。単なる休み明けとは違って、まだ本来の状態には戻り切っていない感じがしてならないんだ。
ここが目標となるような馬ではないし、今回は他の馬から狙うのが正解。ズバリ、明け4歳のニシノデイジー(牡4、美浦・高木登厩舎)の復活を期待してみたい。
クラシック戦線では思うような結果は出せなかったが、ダービーで掲示板を確保したように秘めるポテンシャルは間違いなく高い馬。ここを目標に万全といい仕上がりだし、心身ともに一回り成長も感じるからな。
常日頃から交流がある厩舎という贔屓目を抜きにしても狙ってみたい。決して乗り易いタイプではないのだが、テン乗りとなる田辺がどう乗りこなすか。期待を大きくもって応援したいと思ってる。
メイン以外で一番買いたいレースなのが、中山9Rの若竹賞。ウインマリリン(牝3、美浦・手塚厩舎)のデビュー戦は予想以上の勝ちっぷり。戦前はそこまで強気でもなかったのだが、あの走りに自信を深めた手塚師は「オークス路線に必ず乗せる。ここで躓いて欲しくない」と俄然鼻息を荒くしていたっけ。
関西馬や血統馬も他にいるから今度もそこまで人気にはなり切らないし、メイン前の資金稼ぎには最適だろう。松岡があんまり強気になって雑な競馬をしなければ、好結果はついて来るんじゃないかな。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。