専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
奥があってオープンまで出世する馬!
2020/2/20(木)
どうも!美浦の古川です。
先日の郷原さんに続いて、また悲しいニュースが入ってきた。高市圭二調教師が2月17日に死去。まだ64歳の若さ、残念でならないな。
ガンを患って闘病しているのは知っていたものの、昨年暮れの中山大障害をシングンマイケルで制したときは本当に嬉しそうに喜んでいたんだが…。
最後にオジュウチョウサンと直接対決する阪神スプリングジャンプを見れず終いだったのは無念だったろう。シングンマイケル陣営にとっては負けられない弔い合戦になるな。
今週は東京開催のラスト週で、メインはフェブラリーステークス(G1、東京ダ1600m)。
初ダートの根岸Sで圧巻の強さを披露したモズアスコットが人気を集めそうだが、ダート常連の猛者たちも黙っていない。どんな競馬になるか、馬券的にも楽しみな一戦。俺の見解は週末に公開するので忘れずにチェックして欲しい。
最後に1頭、今週出走予定のオススメを紹介しておこう。日曜の東京10R・アメジストSに出走予定のアトミックフォース(牡4、美浦・武藤厩舎)だ。
昇級の前走は掲示板を外したが、不利な外枠から積極的に運んで0秒5差。内容的には悪くなく、リフレッシュ休養明けで状態も良さそう。左回りの2000mで全3勝、このコースで2勝。
イメージはやや地味だが、奥があってオープンまで出世する馬だと見込んでいる馬。休み明けのココが狙い目だろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。