調教ビフォーアフター馬
◎ロータスランド
(牝6 栗東・辻野厩舎)

この時期の6歳牝馬は一般的に繁殖入りしても不思議ない年齢にも関わらず、今週の最終追いで栗東坂路の自己ベストを一気に0秒7も更新しました。

この時計は5歳で出走した昨年の高松宮記念2着時の4ハロン52秒8(稍重)との比較でも、馬場状態の差があるとはいえ別馬のような動き。しかも手応えは同じく馬なりで、不良馬場で行われた前走の京都牝馬3着時を比べても違いは一目瞭然でしょう。

同馬は4歳春に現在の辻野厩舎へ転厩を契機に素質が開花。怒涛の3連勝でオープンまで昇りつめた遅咲きのタイプになります。傾斜がキツい栗東坂路で4ハロン50秒1は調子に悪い馬には到底出せない時計で、6歳を迎えても成長している証といえるでしょう。

また今週末中京の雨予報も同馬にとって追い風。先ほど紹介したとおり追い切り当日に不良まで悪化した前走の京都牝馬S3着時も、馬場を気にする素振りを見せず好時計をマーク。重馬場で行われた昨年2着の実績から道悪は大歓迎だけに要注目です!