過去10年攻略データ

1996年に創設。第1回は阪神ダート1400mで施行され、2000年から夏季に移行。2012年の番組改定により開催場が中京競馬場に変更となった。競走名の『プロキオン(Procyon)』はこいぬ座のアルファ星で、シリウス(おおいぬ座)、ベテルギウス(オリオン座)とともに「冬の大三角形」を形作る恒星。第1回の勝ち馬ナムラコクオーは3冠馬ナリタブライアンと同期で3歳時にNHK杯を勝利。屈腱炎と戦いながら高知で12歳まで走った。その後もこのレースからはブルーコンコルド、メイショウバトラー、ベストウォーリアなど多くの個性派を輩出している。

好走ローテは様々!

[前走レース]好走馬のローテーションはバラエティに富んでいて、勝ち馬10頭の前走はいずれも違うレース。夏のローカル戦らしく、準オープンからの昇級やオープン特別から転戦してきた馬も多く活躍している。

年齢別成績 前走着順別成績
年齢 着別度数 前走着順 着別度数
3歳0-0-0-4前走1着2-5-5-32
4歳4-2-1-14前走2着4-1-1-11
5歳2-5-4-29前走3着0-2-1-9
6歳4-1-1-26前走4着1-1-1-11
7歳0-1-3-34前走5着1-1-0-10
8歳以上0-1-1-19前走6~9着2-0-0-23
前走10着~0-0-2-27

過去10年注目データ

[年齢]過去10年、勝ち馬は4~6歳の3世代からしか出ておらず、4歳馬と6歳馬が4勝ずつ。5歳馬が2勝。2着馬は5歳馬が5頭、3着も4頭出ている。息の長い活躍を見せるダート馬のレースらしく、7歳以上の高齢馬も度々馬券絡みを果たしているが、勝ち切るには至っていない。また、3歳馬も4頭の出走があったが、古馬の厚い壁に阻まれている。

[前走着順]過去10年で勝ち馬6頭が前走で連対を果たし、前走の連勝した馬は2頭と少ないが、前走を勝ってここへ挑んだ馬が2~3着5頭ずつ、前走2着馬は4勝と、連対の勢いを持ってこのレースも好走している。前走2ケタ着順から馬券圏内に巻き返した馬はわずか2頭。掲示板を外した馬に幅を広げても。2勝を挙げているが、2~3着馬はおらず、前走で掲示板を外した馬は割引とみたい。

[枠順]枠番別では、3枠が4勝、8枠3勝、7枠2勝、1枠2勝と4つ枠しか勝ち馬が出ておらず、複勝率が高いのも要注目。
馬番別では「6」が3勝、「14」が2勝。「6」は2着も2回あって、連対率50%のハイアベレージを叩き出している。馬券絡みがない馬番は「4」「7」「11」の3つ。ほぼフラットに好走馬が出ている。

[脚質]好走脚質はバラエティに富んでいて、昨年は高速馬場を味方にマテラスカイが圧巻の逃げ切りレコード勝ちを収めたが、2着は後方から追い込んだインカンテーションが入り、17年は後方に構えた馬が上位3着を独占した。

極端な穴狙いは危険

過去10年間で1番人気は(2.3.4.1)と、勝ち切れないが、9頭が馬券絡み。連軸としてはやや物足りないものの、複系の馬券で嫌うのはオススメできない。2番人気も(1.3.3.3)と勝ち切れないが、7頭が馬券絡み。1~2番人気が揃って馬券圏外に消えたことは過去10年で1度もない。2ケタ人気は12年に12番人気のトシキャンディが穴を開けているが、馬券絡みはわずか2頭。極端な穴狙いは避けた方が良さそうだ。

プラスαデータ

人気の『東』は危ない!?

過去10年、出走頭数が関西馬135頭に対して関東馬はわずか14頭と地元の関西馬が圧倒し、関西馬が8勝。面白いのは関東馬の2勝はどちらも天間昭一厩舎というもの。ジョッキーも圧倒的に西高東低で、美浦所属のジョッキーは14回と少ない騎乗機会で(1.1.2.10)と4度の馬券絡みがあるのだが、全て2番人気以内の人気どころ。3頭は人気を下回っていた。

[キャリア]好走馬のキャリアは幅広く、10戦以下のフレッシュな馬も(2.1.1.6)と好走。2010年は1~3着をキャリア10戦以下の馬が占めた。勝ち馬の最少キャリアは09年ランザローテ、10年ケイアイガーベラの9戦。最多キャリアは12年トシキャンディ、13年アドマイヤロイヤルの28戦。30戦を超えると勝ち馬はおらず、馬券絡みを果たした馬はG1で4着以上の実績を持っていた。

[乗り替わり]過去10年、前走と同じコンビが6勝、2着7回。出走機会は乗り替わりのコンビの方が多いのだが、結果は同じコンビの方が良く、勝率、連対率、複勝率いずれも大きくリード。乗り替わりはマイナスと見ていいだろう。

[当該コースの騎手成績]2014年以降、中京ダート1400mで最も多く勝っているのは藤岡康騎手の15勝。続いて松山騎手が12勝、福永騎手が11勝、M.デムーロ騎手が10勝で、2ケタ勝利は4人。以下、幸騎手8勝、松若、和田竜、秋山、戸崎騎手が7勝、荻野極、国分優騎手が6勝と続く。C.ルメール騎手は25回と騎乗機会が少ないこともあるのだが、(1.4.4.16)と取りこぼしが多く、過度の信頼はできない。

[馬体重]パワーに勝る大型馬が活躍する傾向にあるダート戦で、このレースも大型馬が多く好走しているのだが、460キロ未満の比較的小柄な馬も活躍しているのは、目を引くところ。軽量馬の一発には警戒したい。

[種牡馬]過去10年で、複数の勝鞍がある種牡馬は14~15年に連覇を果たしたベストウォーリアの父Majestic Warrior1頭。複数回の馬券絡みがあるのは、キングカメハメハ、シニスターミニスター、Smarty Jones、サウスヴィグラス、シンボリクリスエス。1頭が複数回馬券絡みを果たすリピーターが多いレースだが、サウスヴィグラスは違う馬で3回の馬券絡み。ただし、2度の1番人気で2、3着と敗れている。

データの決断

ここは昨年の覇者・マテラスカイの連覇に期待。過去10年で4勝を挙げている前走2着馬で、リピーターが多いというレースの特徴にピッタリ合致する。兎にも角にも昨年が圧巻のレース内容で、今年も自慢のスピードで他馬を圧倒するとみたい。