過去10年攻略データ

1956年に「オータムハンデキャップ」として創設。1959年より「京王杯オータムハンデキャップ」に、1998年より「京成杯オータムハンデキャップ」に改称された。何度かの距離、施行場の変更があったが、1980年以降は中山競馬場での施行が定着。距離も1984年からマイル戦で定着している。また、2012年より『サマーマイルシリーズ』の最終戦に指定されている。夏のマイル王に輝くのはどの馬か? データから洗い出してみたい。
2014年は新潟競馬場で施行

好走ローテは多彩!

[前走レース]過去に2勝以上を挙げたローテーションは存在せず、春のG1から準オープンまでバラエティに富んでいる。2~3着の回数を見ても2着4回、3着6回の関屋記念組が王道ローテといえるが、出走回数が群を抜いて多く、関屋記念組は、その中身もチェックが必要。ちなみに関屋記念、京成杯AHと連続3着だった馬が過去10年で4頭いる。
春のG1組は出走回数がさほど多くない中で度々好走馬を送り出しており、穴馬券の使者にもなっている。

年齢別成績 前走着順別成績
年齢 着別度数 前走着順 着別度数
3歳2-0-3-13前走1着6-0-1-10
4歳2-1-1-14前走2着2-1-1-11
5歳5-4-2-37前走3着0-1-4-11
6歳0-3-3-37前走4着0-0-2-12
7歳1-2-1-16前走5着0-1-0-3
8歳以上0-0-0-3前走6~9着0-5-0-35
前走10着~2-2-2-38

過去10年注目データ

[年齢]過去10年、5歳馬が5勝。出走回数が多いこともあるが、2着4回、3着も2回の好成績を叩き出している。続いて3歳と4歳が2勝ずつ。複勝率は3歳馬が最も高い。6歳馬は2~3着が3度ずつあるが、未勝利でアベレージもひと息。7歳の頑張りも目立つだけに、6歳馬の扱いは何とも悩ましいところだ。

[前走着順]前走から連勝を果たした馬が実に6頭。前走2着馬も2勝していて、前走からの勢いは非常に重要。6着以下に敗れた馬の巻き返しも多く見られるが、狙って面白いのが関屋記念で少差ながら大きな着順となった馬。人気を落としたここで反撃している。

[枠順]枠番別では大きな偏りがあって、5枠が4勝、2枠が3勝、6枠が2勝。2枠は2着も2回あって、連対率29.4%のハイアベレージを叩き出している。7枠は連対がなく、1枠は2着が1度あるだけで最内と外の2枠はやや割引が必要かもしれない。
馬番別では「3」が(3.2.1.4)、「7」が(2.1.2.5)と複勝率が5割に達するラッキー枠。どちらも人気馬だけでなく、人気薄も度々絡んでいる。馬券絡みがないのは「4」「15」「16」の3つ。

[脚質]直線の短い中山の開幕週。逃げ馬の粘り込みもありそうなのだが、過去10年、4コーナーを先頭で回った馬の馬券絡みはゼロ。逃げ以外の脚質はバラエティに富んでいて、4角10番手以下の馬も2勝、2着3回と追い込みも利いている。この中には2ケタ人気も2頭おり、5年連続で馬券絡み。腹をくくった追い込み馬の台頭も用心したい。

1番人気よりも…

典型的なヒモ荒れのレースで、過去10年で勝ち馬の9頭が4番人気以内。一方で2着馬は8頭が6番人気以下の伏兵で、穴党にはたまらない歴史を刻んでいる。1番人気は3勝しているが、2~3着はゼロ。2番人気は(4.1.2.3)と、こちらの方が高い信頼度を誇っている。

プラスαデータ

関東馬が地元の意地!

『西高東低』となっている重賞レースが非常に多い中で、このレースは関東馬が8勝と意地を見せている。ただし、2~3着はほぼ互角で、連対率、複勝率に大差はない。そういった意味では関西馬も強さを見せているレースといえるかもしれない。
ジョッキーの方も地元である美浦所属のジョッキーが圧倒。栗東所属のジョッキーは19回と騎乗機会が少ない中で2勝、3着2回と健闘を見せているが、17年3着の6番人気ダノンリバティ以外は人気サイドで、取りこぼしも多い。

[キャリア]勝ち馬の最少キャリアは16年ロードクエストの7戦。最多キャリアは15年フラアンジェリコの36戦。好走馬は幅広いキャリアから出ており、31戦以上はやや割引が必要だが、過度に気にする必要はないだろう。

[乗り替わり]過去10年、乗り替わりのコンビが6勝。2着は9回にものぼり、乗り替わりの人気薄が2着に入って好配当を提供している。出走回数が30鞍近く多いのにもかかわらず、アベレージも勝率、連対率、複勝率いずれも乗り替わりのコンビが上回っており、乗り替わりは積極的に狙っていける。

[当該コースの騎手成績]2014年以降に行われた中山芝1600mで最も多く勝っているのは戸崎騎手の32勝。続くのが田辺騎手の29勝で、この2人が頭ひとつリードしている。以下、C.ルメール騎手が18勝、大野騎手が17勝、内田博騎手が14勝、横山典、柴田大、柴山騎手が12勝で続く。どのコースでも高いアベレージを残すC.ルメール騎手はもちろんなのだが、M.デムーロ、A・シュタルケ、F.ベリー、O.マーフィーといった外国人騎手も高いアベレージをマークしていて、騎乗した際は要チェックだ。

[馬体重]勝ち馬の最高馬体重は18年ミッキーグローリーの550キロ。最少馬体重は13年エクセラントカーヴの424キロ。好走馬は幅広いレンジから出ていて、比較的小柄な馬の好走が目立つ。馬格はまったく気にしなくていいだろう。

[種牡馬]過去10年で複数の勝利がある種牡馬は、2勝を挙げているダンスインザダーク。複数回馬券絡みがある種牡馬はディープインパクト、ダイワメジャー、キングカメハメハ、タニノギムレット、スウェプトオーヴァーボードの6頭。ディープインパクト産駒は昨年ワン・ツー・フィニッシュを決めるなど、1勝、2着4回、3着1回。2着4回のうち2回は11番人気の伏兵で、人気薄の変わり身にも注意したい。

[ハンデ]トップハンデはのべ12頭で(0.2.2.8)。馬券になったのは斤量57.5キロ以上で、人気サイドの馬。掲示板を2頭と堅実に上位には食い込んでいるのが、勝ち切れていないのは気になるところだ。

データの決断

中京記念でワン・ツーを決め、シリーズチャンピオンを狙うグルーヴィット、クリノガウディーの強力3歳馬が参戦してくるが、穴で狙ってみたいのが5歳牝馬のフローレスマジック。前走2ケタ着順からの巻き返しも度々見られるレースで、父はこのレースと相性のいいディープインパクト。2戦連続のマイル重賞で一変を期待だ。