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機密データファイル

馬券に役立つデータをスゴ腕競馬ラボ研究員が精査。あなたが選ぶ本命馬はこのデータをかいくぐれるか?

【ジャパンC】キタサンブラックの連覇はある?

過去10年攻略データ

「世界に通用する強い馬づくり」をスローガンに日本初の国際招待競走として1981年に創設。創設当初は外国馬が圧倒的に強かったが、2000年代に入ってからは外国馬の勝利はわずか2頭。2005年のアルカセットから勝ち馬が出ていない。その一方で、日本馬のレベルは高額な賞金を背景に天皇賞をスルー、もしくは天皇賞をステップにここという有力馬が増えて格段にアップ。今年も連覇を狙う王者・キタサンブラックを筆頭に楽しみなメンバーとなった。国内最高額となる1着賞金3億円を手にするのはいったいどの馬か?データ面から洗い出してみる。

天皇賞組が圧倒!

[前走レース]王道といえるのは、やはり秋3冠の初戦である天皇賞。出走頭数が多いとはいえ、過去10年で6勝、2着6回、3着7回と他のレースを圧倒する数字を残している。昨年は天皇賞をパスして、京都大賞典から臨んだキタサンブラック、サウンズオブアースがワン・ツー・フィニッシュを決めたが、それ以前は上位人気に推された13年ゴールドシップ(2番人気)、07年インティライミ(3番人気)が大敗を喫している。
今年はダービー馬・レイデオロが神戸新聞杯から異例のローテーションで臨むが、どのような結果を残せるのか注目される。

前走レース別成績
レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
天皇賞(秋)6-6-7-449.5%19.0%30.2%
京都大賞典1-1-0-117.7%15.4%15.4%
AR共和国杯1-0-1-117.7%7.7%15.4%
秋華賞1-0-1-225.0%25.0%50.0%
菊花賞1-0-0-910.0%10.0%10.0%
凱旋門賞0-2-1-100.0%15.4%23.1%
エリザベス女王杯0-1-0-40.0%20.0%20.0%

年齢別成績 前走着順別成績
年齢 着別度数 前走着順 着別度数
3歳2-2-2-24前走1着3-2-6-28
4歳6-3-3-41前走2着2-1-0-25
5歳2-4-3-35前走3着1-1-1-7
6歳0-1-0-24前走4着2-3-0-11
7歳0-0-2-12前走5着0-1-0-13
8歳以上0-0-0-8前走6~9着2-1-2-33
前走10着~0-1-1-26

過去10年注目データ

[年齢]斤量が軽い3歳馬に目も行くが、最も結果を出しているのが競走馬として充実期を迎えた4歳馬で6勝。勝率は3歳馬のおよそ2倍あって群を抜いている。残る4年は3歳馬と5歳馬。複勝率はこの3世代で大きな差はない。
7歳馬の3着2回(11年ジャガーメイル、13年トーセンジョーダン)はどちらも2ケタ人気でG1ホース。大穴を狙うなら忘れられた実力馬が面白い。

[前走着順]過去10年、勝ち馬の8頭が前走4着以内で、連勝を果たしたは3頭。前走6着以下から馬券圏内に入った馬は7頭いるが、15年2着のラストインパクト以外は全てG1ホース。アベレージからは前走4着馬が狙い目で、昨年は京都大賞典4着のサウンズオブアースが2着に食い込んだ。

[枠順]枠番別では1~3枠と8枠が2勝ずつ。1枠は2着2回、3着は3回あって、複勝率が最も高い。8枠も2着が3回ある。5枠は勝ち馬こそ出ていないが2着が3回。アベレージがひと息なのは4枠、6枠、7枠。
馬番別では「3」「8」「11」「14」「18」が馬券絡みゼロ。「3」は周りの馬番の成績が悪くないだけに、何とも不思議な巡り合わせだ。

[脚質]長い府中の直線、トップホースが集う一戦とあって、4角先頭から押し切るのは至難の業。勝ったのは昨年のキタサンブラックただ1頭しかいない。後方一気も難しく、4角10番手以下から差し切ったのは15年ショウナンパンドラのみ。勝ち馬の5頭は2~5番手に付けていた馬で、ある程度前に付けて押し切る底力が要求される。

1番人気は取りこぼしも…

過去10年、1番人気で馬券圏外となったのは、11年デインドリーム(6着)と14年ジェンティルドンナ(4着)の2頭。複系馬券の信頼度は高いのだが、勝ち馬は3頭というのは何とも微妙なところで、切り口を変えれば取りこぼしもあるといえる。
6番人気以下で馬券に絡んだのはのべ10頭。いずれも東京コースの重賞で3着以内の実績があり、15年2着のラストインパクト、10年3着のヴィクトワールピサ以外は連対経験があった。また前記の2頭もラストインパクトが青葉賞3着、ヴィクトワールピサはダービーで3着の実績があった。

人気順別成績
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1番人気3-3-2-230.0%60.0%80.0%
2番人気1-1-2-610.0%20.0%40.0%
3番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
4番人気3-1-0-630.0%40.0%40.0%
5番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
6~9番人気1-3-4-322.5%10.0%20.0%
10番人気~0-0-2-820.0%0.0%2.4%

プラスαデータ

人馬とも『西高東低』

近年は関東馬の健闘も光るG1戦線だが、このレースは過去10年で関西馬が9勝、2着は全て関西馬で、3着も8頭と完全に『西高東低』。今年は藤沢和雄厩舎のダービー馬・レイデオロ、オークス馬・ソウルスターリングが参戦するが、この風向きを変えることが出来るか!?
騎手別でも美浦所属は大苦戦で、過去10年で勝ったジョッキーはゼロ。馬券に絡んだのは14年3着のスピルバーグに騎乗した北村宏騎手と09年2着のオウケンブルースリに騎乗した内田博騎手の2人だけという厳しい状況に置かれている。

[キャリア]好走馬のキャリアは比較的少なめで、勝ち馬、2着馬ともに8頭がキャリア20戦以下。3着馬も7頭がキャリア20戦以下だった。20戦以上のキャリアで勝ったのは09年ウオッカ、11年ブエナビスタという歴史的名牝。キャリア31戦以上は大きく割引で、22頭が出走して2度の5着が最高。国内外のトップホースを相手に好走するにはある程度の余力も必要となる。

[乗り替わり]乗り替わりと、そうでないジョッキーの着別比率はほぼ互角で、乗り替わりで勝ったのは全て外国人ジョッキー。外国人ジョッキーへの乗り替わりは概ねプラスと捉えられる。テン乗りで日本人ジョッキーに替わって馬券対象となったのは13年2着の浜中(デニムアンドルビー)1頭。他はいずれも騎乗経験があった。

[牝馬]過去10年で牝馬が半数の5勝。2~3着も2回ずつあって、斤量の恩恵を生かしている。今年はオークス馬ソウルスターリングが紅一点での参戦となるが、データからはプッシュ出来る存在だ。

[当該コースの騎手成績]世代最強馬を決める日本ダービー、オークス、そしてこのジャパンCと、国内最高峰のレースが行われている東京芝2400m。2012年以降、最も勝鞍を挙げているのは、戸崎騎手の19勝。続いて蛯名騎手の16勝で、以下、内田博騎手が12勝、北村宏騎手が11勝で地元のベテランが強さを見せている。
関西のジョッキーではC.ルメール騎手が8勝、岩田騎手が7勝、M.デムーロ騎手が6勝をマーク。川田騎手は3勝がいずれも重賞で、池添騎手は3勝のうち2勝がG1。武豊騎手の2勝はダービーのキズナと昨年のこのレースで、いずれも大一番で勝負強さを見せている。

[馬体重]昨年は536キロのキタサンブラックが勝って、掲示板5頭のうち3着のシュヴァルグラン(482キロ)を除く4頭が500キロの以上の大型馬だった。勝ち馬の最軽量は15年ショウナンパンドラの442キロ。好走馬のレンジは幅広く、あまり馬格は気にしなくてもいい。

[種牡馬]昨年はリアルスティールの5着が最高着順だったが、2006年の勝ち馬であるディープインパクトの仔が産駒初出走の12年から既に3勝。2度のワン・ツー・フィニッシュを決めている。昨年の勝ち馬キタサンブラックの父はディープインパクトの全兄であるブラックタイドで、この血統の強さが際立っている。
今年の登録馬の中では、キングカメハメハ産駒が3頭、ハーツクライ、ネオユニヴァース産駒が2頭の入着馬を送り込んでいる。

データの決断

昨年、それまでの過去10年で勝ち馬がいなかった馬体重500キロ以上、4角先頭、京都大賞典からの参戦など厳しい条件をクリアして圧勝したキタサンブラックが連覇を狙って参戦。データ面で大きなマイナスはないのだが、4歳と比べ5歳はアベレージが下がってしまうのと、極悪馬場で出負けを克服して勝ち切ったダメージ、更に鞍上・武豊騎手のケガも気になるところで、全幅の信頼は…!? そこで大穴として狙ったみたいのが天皇賞3着馬のレインボーライン(牡4、栗東・浅見厩舎)。天皇賞は母の母父レインボーアンバーから来る道悪適性をいかんなく発揮したが、昨年のジャパンCでも上がり最速をマークしており舞台設定は申し分なし。1年の時を経て大仕事を期待する。

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