新規会員登録

坂路王

機械による正確な計測によって、極めてフェアな能力、状態比較ができる坂路調教。追い切り時の馬場状態と、各馬のデータを精査し、馬券になる調教馬を導き出します。

馬数が1000頭超も、かなり時計がかかった栗東坂路

業界最速トレセン直送ナマ情報

大相撲秋場所では、3横綱が休場。一人横綱の日馬富士がすでに1敗と、いつもどおりの負け癖を出してしまう。しかしどこかで解説者が言っていた、「こんな時こそ若手の活躍する場。いい意味で面白い場所になるでしょう」と。そう、苦しい時は逆にチャンスもあると言うことだ。
競馬の方も池江厩舎が2歳新馬戦を総なめしてさすがと思えば、フランス凱旋門賞の前哨戦で、まさかの敗戦。負けるのはいいとしても、負け方がどうなのか。ここらが競馬の面白さ、不思議さであろう。でも何にでも敗因、勝因はあるもの。原因究明が、これから始まると思える。
いずれにしろ、凱旋門賞は日本には遠い存在であるのは、地理の上だけではなさそうである…。


1時間遅いのが、どれほど楽なものか。体は自然に夏時間に合わせて早起きモードになっている。したがって、いつもの時間に近く起きてしまって、部屋で時間を調整するなんて珍しいことをしていた今朝である。
こんな時は早めに栗東へ行ってしまえとばかり、車を走らせてやってきた。何とか門から入って、まだ薄暗い中を厩舎地区を通ってスタンドを超えて、坂路下の駐車スペースまでやってきた。いつもだとそこには止められないぐらい車が数多くあるのだが、今朝はまだスペースが十分にあって、やっぱり早起きはするもんだな~と自分を褒めてやりたくなってしまう。

ゆっくりと時間をかけて坂を歩いて上がって行く。朝の空気が、以前と比べるとちょっとヒンヤリとして気持ちがいい。周りの木々から出るマイナスイオンなのだろうか、香りがする。
やがて馬の歩く音が聞こえ、馬の上での会話も聞こえる。そして視界が広がって、角馬場のなかに沢山の馬と鞍上がいた。

角馬場の傍らでは、ルメールJと池江師が会話をしている。こちらにはデムーロJが立っている。下から武豊Jも上がってきてすぐに角馬場内に体を入れて行った。
高野厩舎の馬が、眼の前を通る。ファンディーナには助手が跨っている。最終調整に岩田Jは乗らないようである。
音無師が現れて、武豊Jに追い切りの指示をしている。ベンチに座っていた須貝師が坂路監視小屋へと上がって行った。橋口師がスタッフに声をかけている。
やがて馬がどんどんと角馬場から出て下へとおりて行った。

久しぶりに勢ぞろいの監視小屋と言いたいが、矢作師は見えない。何でもキーンランドの競りに行っていると耳にした。須貝師、角居師、音無師、そして羽月師がいて森田師が入ってきて、今朝の坂路はスタートする。
誰かが音無師に『韓国の食事は美味しかったですか?』と訊く。すると『競馬が始まるまでは美味しい料理を美味しいと食べれたが、レースが終わったらちっとも美味しく感じなかった…』と部屋中を笑わせる。トークの掛けあいのうまい人達である。

部屋の空気が和みだしたところで、ドンドンと馬が上がって来る。画面を見て《今朝も西村厩舎がトップバッターやな~》とつぶやく。そこを浅見勢が、覆い被せる様に数頭がゴール板を過ぎ去っていく。まだまだタイムは平凡である。
『雨がしっかり降ったからな~』と速い時計が出ないことを誰かがつぶやいた途端に、ウォータービルドヨヨギマックとの併せ馬で、51秒台を出して行く。ウォータービルドは51.4で上がりも12.5であり、手応えも余力残しに見えた。
森厩舎の2歳ラジオタイソウが、51.3~37.8~25.1~12.6と好タイムをマークして行く。カメラのシャッター音が響き渡る。リスグラシュー坂井劉Jを背に、併せ馬で手応えも十分に過ぎ去った。54.0~39.3~25.2~12.3とタイムは平凡でも、馬なりだ。

びっくりする様なタイムが通過して行く。オアシスクイーンであった。51.8~37.9~24.3~11.9と、確か前回の小倉で出走した時もかなりの好タイムで走ってそのまま結果を出した馬である。昇級するのだろうが、相変わらずこんな時計を平気で出す馬である。◎をグリグリっと書いておく。
角居厩舎の併せ馬、ザクイーンが持ったままで通過して行った。52.6で12.9ながら、まったく手が動かずだった。これも◎を進呈だ。

高野厩舎の1本目が通過していく。ファンディーナも軽~く通っていった。2本目に岩田Jに乗り替わるのかと思って歩いて行くファンディーナを見ていたが、そのまま坂路下へと降りて行く。
音無師が『うちの馬も行くぞ~』とつぶやく。武豊J騎乗のミッキーマインドが、坂路の入口を勢いづけて入ってきた。併せた相手がセネッテイ。ミッキーマインドもジワジワと手が動き、ラスト1ハロンでは両馬とも手が動いてのゴールとなった。ミッキーマインドが51.8~38.1~25.3~12.6で、セネッテイの方は52.4~38.7~25.7~13.0と遅れてしまった。音無師が階段を降りて角馬場傍で武豊Jと話をしている。池江師がその後を受けて、武豊Jと会話をしているのが見える。

ファンディーナはしばらく後に、2本目で55.0~40.0~25.8~12.4と楽な動きで上がって行った。以前は脚の長さが目立った体型だったが、今はすっかりバランスのいい体になっている。おそらく馬体増となって出てくるのであろうと思える。最高の夏休みとなった模様で、この休み明けは注目の一戦となろう。

しばらく監視小屋にいて、それからスタンドへと戻る。所定の場所に車を置いて、歩いてスタンドへと向かう。
まずは1階のジョッキー、助手の休憩室を覗いてみる。当然にローカル競馬と外国競馬の初陣も終わったのだから、ジョッキーも勢揃いだ。階段の下の奥まったところでは、ルメールJがインタビューを受けている。真ん中のベンチには四位Jが若手ジョッキーと話している。コーヒースタンドの廻りでは、武豊Jを囲むグループである。うどん屋に近い方のベンチでは、福永Jと川田Jが何やら話込んでいる。デムーロJが入ってきて、報道関係者を引き連れている。幸Jも元気一杯でアチコチに挨拶しながら忙しくしている。報道関係者よりジョッキー、助手の方がやっと上廻る数となってきた。

コース追いを見ている。野中厩舎の併せ馬が通過して行った。真ん中の馬に福永Jが乗って先着して行った。2番手がシップウコウライで、一番外のカゼノコが遅れていた。83.7~68.2~52.2~37.7~11.7で計測をした。カゼノコはどうしたんだろうと思ってしまう。
先ほどからジックリと乗っているのが、角居厩舎のキセキにデムーロJがだいぶ時間をかけて乗って、芝コースをゆったりと通過していく。軽いところかと調べると、78.8~63.8~50.4~37.4~12.9と、そんなスピードに見えなかったが十分な時計であった。

中内田厩舎オペラグローブに川田Jが乗っているので追い切るのかと構えるが、キャンターで終わった。明日にでも追うのだろうか。馬っぷりの悪くない馬で、最近ちょこちょこ見かける馬で気にしている。
暇な時間帯となったのでは、再び1階をウロウロする。岩田Jがニコニコしながらインタビューを受けに歩いていく。先週は土日の2重賞を日本と韓国で挙げただけに勢いがある。

後半も坂路へと来ている。角馬場では岩田Jと幸Jが橋口師と会話をしている。資料で見ると岩田Jがヴィンセントで、ファレノプシスの子供だ。幸Jはニシノプログレスだ。
ルメールJも福永Jもいる。武豊Jは音無厩舎の馬に跨った。ダンビュライトで、神戸新聞杯の1週前追い切りだ。

監視小屋へ入ると、そこには日刊紙記者達が相当数いた。相手をするのは音無師ひとり、他の人はまだ見えていない。
やがて馬場が開き、いきなりサトノファンタシーが51.8~38.1~25.2~12.8で通過して行った。笹田厩舎の併せ馬では、ワンダーヴィーヴァがどうやら小牧Jが乗っていた様だが、51.1~37.8~25.3~12.8といい感じで通過して行く。

ルメールJが、石坂厩舎スーブレットに乗ってゴール板を過ぎて行った。ベストウォーリアの下で、53.8~39.4~25.9~13.2ながら楽な感じで上がって行った。
音無厩舎の併せ馬が開始する。ダンビュライトとヴァルディノートの併せ馬だが、ダンビュライトの入りが早くなって、併せ馬がタイミングがズレた様子だ。終始ダンビュライトが先行する形となって、結局は大差先着のゴールだった。50.4~37.4~25.2~12.8で、併せた相手が52.4で最後の1Fでは14.4と、まったく反応しきれなくなっていた。

結局、橋口厩舎の併せ馬はコースで3頭併せで追い切った様子で、岩田Jのヴィンセントが83.7~66.9~52.1~38.9~12.4。ニシノプログレスが83.2で51.5と、やや追いかけた分でタイムが速い様だが、ほぼ互角の動きとみていい様だ。
坂路を見るとコース追いが見れない。二兎を追う者はなのか、体はふたつないのは事実。

この後半の坂路を見ている間に、コースではレーヌミノルが3頭併せで追い切ったらしく、タイムだけを書いておく。83.2~66.2~50.8~37.3~12.3で、メイショウヴォルガを1秒ぐらい追走して、1馬身先着。それも馬なりだったらしい。結局は、グリーンチャンネルの調教ビデオを見て確認するしかないのはいつものこと。

それと、台風18号が3連休のどこで関西地方を通過するのかも気になるところ。相変わらずいろんなことが起きる日常なんであります。
そんな忙しい栗東の朝ももう9時半を廻りまして、そろそろ引き上げることといたします…。


9月13日(水)の坂路時計(★は3歳馬、☆は2歳馬です)


■表A…(51秒台までの馬)  
★ウォータービルド 岡田 51.4-38.3-25.2-12.5 (6:01)
ヨヨギマック 51.7-38.5-25.4-12.7 (6:01)
★オアシスクイーン 佐藤正 51.8-37.9-24.3-11.9 (6:02)
★シャワーブーケ 今野 51.9-37.7-24.7-12.7 (6:02)
☆ラジオタイソウ 51.3-37.8-25.1-12.6 (6:02)
☆ミッキーマインド 音無 51.8-38.1-25.3-12.6 (6:07)
モルトベーネ 51.8-38.2-26.0-13.7 (6:57)
☆ニシノベースマン 51.6-38.3-25.7-13.0 (7:21)
ビワンダーヴィーヴァ 51.1-37.8-25.3-12.8 (8:42)
サトノファンタシー 51.6-38.1-25.2-12.8 (8:42)
★ダンビュライト 音無 50.4-37.4-25.2-12.8 (8:49)
★ナリタアマランサス 藤沢則 51.9-37.6-24.9-12.7 (8:53)
アスターウイング 51.0-38.3-26.0-13.5 (9:13)

■表B…(4F53秒台までの2F24秒台の馬。51秒台は入れてません)
ソーディヴァイン 53.1-38.0-24.9-12.7 (6:00)
バシレウスライオン 52.6-38.3-24.9-12.4 (6:02)
オールスマイル 53.0-38.3-24.9-12.4 (6:05)
ミカエルシチー 52.4-38.0-24.8-12.3 (6:05)
アドマイヤムテキ 53.7-38.9-24.8-12.2 (6:20)
★エッシャー 中竹 53.6-38.6-25.8-12.5 (6:43)
★ファッショニスタ 安田 52.9-38.2-24.5-12.0 (7:21)
☆ロイヤルパールス 湯窪 52.8-38.1-24.9-12.4 (7:29)
バリス 53.7-38.5-24.6-12.2 (8:42)
マイネルサグラ 52.3-38.4-24.9-12.6 (8:42)
ロライマ 53.4-38.6-24.7-12.4 (8:42)
コパノアラジン 53.6-38.3-24.6-12.2 (8:46)
サフランハート 52.4-37.4-24.4-12.3 (8:49)
★ベルカプリ 西浦 53.0-38.4-24.8-12.2 (9:14)


◆9月13日坂路.集計データ(9月6日のデータ)

4F
48秒台 ...ゼロ (ゼロ)
49秒台 ...ゼロ (ゼロ)
50秒台 ...1頭 (ゼロ)
51秒台 ...13頭 (11頭)
52秒台 ...46頭 (32頭)
53秒台 ...90頭 (98頭)
54秒台 ...96頭 (101頭)

上がり3F
35秒台 ...ゼロ (ゼロ)
36秒台 ...ゼロ (ゼロ)
37秒台 ...7頭 (21頭)
38秒台 ...87頭 (91頭)
39秒台 ...145頭 (147頭)
40秒台 ...116頭 (112頭)

上がり2F
23秒台 ...ゼロ (ゼロ)
24秒台 ...20頭 (41頭)
25秒台 ...178頭 (198頭)
26秒台 ...177頭 (144頭)

上がり1F
11秒台 ...1頭 (4頭)
12秒台 ...224頭 (235頭)
13秒台 ...210頭 (184頭)

◎坂路入りした馬は全部で1047頭 (841頭)


※解説
ついに馬数が1000頭を超えた。坂路は先週あたりでもだいぶ時計が出にくくなっている。そこへ火曜の朝のものすごい雨量で、かなりの悪路となっているはずである。
速い時計もそうだが、上がりで2F24秒台の馬が極端に少ないのも、その傾向が大かと思える。オアシスクイーンのタイムは出色であり、別格であろうと思える。先週あたりよりも、全体に1秒ぐらい遅いと思って貰っていいでしょう。


以上、サカミチ君でした…。


バックナンバーbucknumber

一覧へ