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坂路王

機械による正確な計測によって、極めてフェアな能力、状態比較ができる坂路調教。追い切り時の馬場状態と、各馬のデータを精査し、馬券になる調教馬を導き出します。

【栗東トレセン直送】3日間開催明けで、水曜は静かな動き

業界最速トレセン直送ナマ情報

早くも今年の競馬も1週間、三日間が終わった。関西は武豊騎手が東では戸崎騎手が金杯を制覇。戸崎騎手はシルクの馬で3日連続の重賞制覇である。これからは『シルクの男』の別称がつくのかも知れない。
今週からはルメール騎手、和田騎手も戦列復帰でほぼ上位ジョッキーが揃う。そして早くも中京競馬が開催される。この厳寒期、鈴鹿越えは昔は大変なことだったが、今は新名神があってたやすい。だが冬場で凍るだけに、慎重さが求められる。これはどの時期であっても胆に銘じておかねばならないことでもある。そんなことでやっと平常営業となるJRA、中央競馬。今年もよろしくお願いします…。


朝もNHKの気象予報では今週末も寒くなりそうで、いつ何時に雪が降っても不思議でないようである。調教の遅れや競馬が延期にならないように、無事に進むことを願ってやまない。
芯から冷える朝である。新スタンド壁に煌々と灯されているデジタル数字が、《1℃》とある。それだけで寒さがくる。スタンドのそれを見ながら車はトンネルへと潜り、出た先の駐車スペースで停める。すでに数台が停まっているが、まだだいぶ空間がある。そこから徒歩で監視小屋までの登り坂をトホトホと歩く。

3日間開催明けの今週は、重賞出走馬9頭だけが火曜も馬場や坂路で調教を敢行


まだ角馬場には馬もまばらである。「ここにキタサンブラックが周回していることもあったっけ」、と懐かしく思いながら監視小屋へと入る。暖かい。まだ部屋の中も暗く坂路、コースの照明も灯っていなく、暗い空間が広がる。
ボチボチと下の馬道を下りていく馬達。人も集いだしてくる。カメラマンが入ってきて賑やかになる。監視小屋の親父との会話が耳にはいる。《え!、昨日も馬場が開いたの?》と知る。重賞出走馬だけが、馬場や坂路にて調教をしたらしい。その数、たったの9頭。7時からの1時間での調教だったようだ。その中には音無厩舎の2頭、ミッキーロケットアクションスターもいたらしい。
下の角馬場の周回している馬のなかに、ミッキーロケットがいた。ヘルメットに白いカバーで覆った和田騎手が跨っている。と言うことは、今朝に追い切るのだろう。

やがて音無師、森田師と入ってきて賑やかさが出てくる。社台の馬係の人や日刊紙記者もいる。友道師も入ってきて、坂路もスタートである。
シュウジが53.2と、この馬にしてはサラリとやって行った。北出厩舎のイイデメモリーが50.8でアクティブミノルが50.2と、好タイムで駆け抜けていった。特にアクティブミノルは3Fも36.5で24.4に12.4と、秀逸なタイムだ。坂路で競馬をしたら上位に来る馬だろう。

音無師が真剣にモニター画面をみつめる。ミッキーロケットが右で和田騎手。左が松若騎手のインディチャンプだそうである。《松若が軽くても、ミッキーロケットの方が強いだろう》と言う。
馬体を接した2頭がラスト1Fを切ってこちらに向かってくるが、和田騎手の姿勢は進行方向右へ寄っていく。いわゆる右へもたれている。最初は少し劣勢だった松若騎手の手応えだったが、ゴールが近づくにつれて段々といい手応えとなり、ほとんど持ったまま。しかし和田騎手はというと追っており、あきらかに相手の方が優勢でゴール板を過ぎた。51.3~36.8~24.5~12.6がインディチャンプのタイム。思わずメモに◎をつけておく。
この馬も今をときめくシルクの馬である。音無師の『うちの3歳馬のなかで一番稽古で走る馬だ』の言葉が耳に残っていた。

その後にやはり音無厩舎のアクションスターが併せ馬で来たが、こちらはタイムも動きも平凡であった。ハギノアレスが、53.4ながら上がり1Fを11.8で通過して行った。
1時間が経過して馬が少なくなった。下の角馬場に須貝厩舎の馬が集いだし、岩田騎手などもいた。それらの馬を見ながらスタンドへと移動する。

スタンド1階の騎手、助手の休憩室は意外にも空っぽ。和田騎手がTVのカヌーの事件を見入っていた。数えるほどしか乗り手がいない休憩室だ。2階の調教師室へ上がる。ここは日刊紙、専門紙の記者が所狭しといる。むしろ取材される側の調教師の方が少ないのではないかと思えるほどだ。そんな状況で、空気があまり良くない。
見上げる坂路モニターにも、気持ちのいい時計を出して行く馬がいない。眼の前のコースでも勢いがあるのはコースに入った瞬間だけで、向こう正面に入るとペースダウンして軽めのキャンターで終わってしまう。

9時2分、アウォーディーが出てきた。ストップウォッチで追いかけるが、15秒を切るラップではない。最後の1Fが14.5と流した程度。1月31日の今年最初のレース《川崎記念》へ向けて、これからピッチを上げていくのだろう。

パフォーマプロミス

パフォーマプロミスは、CWでデムーロ騎手騎乗で軽快な動きを披露

朝一番のコース追いで、パフォーマプロミスにM.デムーロ騎手が乗って、軽く流した追い切りをしたらしい。どうやら今朝の栗東は静かな動きでの終始となりそうだ。明日に備えて早めの店じまいとする…。


※解説
今朝の坂路に入った馬は1033頭と、最近では一番多い数かと思える。ただ全休明けの馬が多く、今朝に追い切った馬はかなり少ない模様。そんな中で、北出厩舎と須貝厩舎の馬で50秒台が2頭ずつ。北出厩舎がアクティブミノルとイイデメモリーで、アクティブが50.2でイイデが50.8。須貝厩舎のケルティックソードが50.9、ロジクライが50.4の秀逸なタイム。この4頭だけが傑出したタイムでした。
意外と坂路コンディションはいいと思え、明日木曜は、かなりの好タイムが出ることだろう。


以上、サカミチ君でした…。


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