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このニ三日、寒さも薄らいで過ごしやすかった。春ももうすぐそこなんて思っていたら裏切られる。毎年、そんなことを経験しているのに人間って甘い。喉元過ぎれば熱さを忘れるのだろう。2月最終週で今週から阪神、中山と場所を替えての春競馬の始まりである。今日もいろんな馬を見聞きしたいと思っております。

今週は音無師が不在、静かにスタートした栗東坂路での追い切り


坂路からのスタート。朝の坂路監視小屋にはいつもほどの活気がない。そう、音無師が今週から病院入院でお休みである。先週にその話題を聞いていたが、実際にいないとなるとこうも静かなのに気がつく。橋口師が引退した後は音無師がここの《あるじ》的存在であっただけに、この静けさは嬉しくない。須貝師と牧場関係者だけでのスタートだったが、時間を追うごとに森田師、友道師、角居師と入ってきて、やっと賑やかさが戻った感じであった。

角馬場の中では、小牧騎手が庄野厩舎のレッドソロモンに、藤岡康太騎手が角居厩舎のタニノアーバンシーにそれぞれ跨っては出ていった。矢作厩舎のモズアスコットもいたが、助手を背に下へとおりていった。今朝はルメール騎手では追い切らない様である。

いつものように西村厩舎が画面いっぱいを占領して、一番乗りを果たす。タイセイラナキラから今朝も始まった。
森厩舎のマイグランクロアが50.8を出して《今朝も早いな~》なんて思っていたら、ネロがいきなり48.6-36.4-24.7-12.8の数字を置いて去って行った。

松元厩舎のラルムドールが51.9-38.1-24.3-11.9を出す。あまり聞いたことのない馬名である。すぐにチェックしておいた。
モズアスコットが来た。52.9-38.2-24.3-11.7のタイム。しっかりとゴールでの手応えをモニター画面で確認しておく。まったくの馬なりで、軽々と駆け抜けて行く。

モズアスコット

まったくの馬なりで、軽々と駆け抜けたモズアスコット

ダイアナヘイローが51.8-37.2-24.3-12.3で過ぎ去る。これも悪くない手応え。好タイム続出である。先週の木曜よりもまだ早いぐらいで、坂路のコンディションがかなりいい様である。
モーニンが52.0-37.6-24.4-12.3で過ぎていった。今度はシュウジが福永騎手を背に、53.5-38.9-24.9-11.9の好タイムで通過。相変わらずいいフットワークである。
今週は阪急杯があるだけに、坂路で好タイムを出す馬が多いのは当然。後は朝一番がいいタイムが出るのか、後半のハローがけ後も好タイムが出るのかをチェックしておかねばなるまい。

スタンドの1階。ジョッキー・助手の休憩室のベンチには武豊騎手、Mデムーロ騎手らが座り、その対面には見慣れない外人が数人で、通訳らしき人と座って会話の最中であった。その外人のルックスもどちらかと言えばイギリス系っぽい風貌で、アメリカ人らしくない外人達。何やら熱心に会話が弾んでいる様子だ。

春にはドバイ行きの話題が多い。当然に日本馬の夢は凱旋門賞であるが、最近はいろんな国からの招聘がある。オーストラリアからの勧誘も多い昨今だ。どうやら今回の人々はアメリカのサンタアニタ競馬場からで、やはり招聘だったそう。ケンタッキー・ダービーへ通ずるサンタアニタ・ダービーへ日本馬が出るプランがあるといいな~と思える瞬間でもあった。

その後に2階に上がってCWのウォッチングを開始する。
8時37分。角馬場で周回していた友道勢が出てきた。まずはワグネリアン。福永騎手を背に体をほぐしていたが、トンネルへと降りて見えなくなった。どうやら今朝は坂路で軽く乗って明日に備えるのだろう。
次いでヴィブロスが助手を背にトンネルへと消えた。坂路モニターを観るごとに切り替える。ワグネリアンが坂路に入ってきて、軽~く流して行った。明日のCWでの1週前の攻めを観なければ。ヴィブロスは54.7-39.7-25.4-12.6で、けっこう助手がしごいていた。

ヴィブロス

先週CWで好時計のヴィブロスは、今週は坂路で54.7-39.7-25.4-12.6

後半の坂路で、笹田厩舎のドルチェリアが49.7-36.8-24.5-12.4を出したり、清水久厩舎のカープストリーマーが49.8-36.9-24.8-12.8をマークするなど、後半もそこそこ時計が出やすいのは変わらず。どうやら今、坂路の状態は最高に時計の出るコンディションであるのは間違いなさそうだ。

朝に見かけなかったルメール騎手もちゃんといた。どうやらあちこちで稽古に跨って、忙しかったのかも知れない。これから始まる3歳のトライアル戦。弥生賞の1週前の追い切りも明日にはあるだろう。そこをちゃんと見届けておきたい。
牝馬勢も動きだす頃合い。どうやら忙しくなってくる栗東の朝、まだサカミチ君はスタンドで坂路でと、あちこちに出没して探らねばならない。嬉しいシーズンなのであります。


※解説
久々に出た48秒台。ネロがマークしたものだが、ネロ自体も昨年のJBCスプリト4着時に48.8を出して以来の好タイムである。その他にもハリケーンバローズにドルチェリア、そしてカープストリーマーと49秒台が出た。
また上がり1Fの11秒台も9頭と、全体時計も上がりの切れもどちらも可能なコンディション。相当チップが馴染んで走りやすいと思える。逆にこんな時に時計が出ない馬は、坂路が苦手かあまり出来が良くないと判断してもいいかも知れない。
いずれにしろ、映像を観れるのならそれを参考にして実際の動きとタイムを自身で確認してください。


以上、サカミチ君でした…。