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先週のJBCデー。3つのG1が後半にズラっとあるのは嬉しい。盛り上がりもあるし、何よりも豪華な御馳走を食べている様に、思わず顔がニコッとなるものだ。これを機にこれからも何とかデーを造って一日それを楽しむ日があってもいいのではなかろうか。
そしてもうひとつ。せっかく食のイベントをやってくれるのはいいが、あの行列とか馬場の中とかは何とかならないものか。並ぶ暇もなければ、まして馬場内なんて行けるものではない。いつも指を咥えて『美味しいものを食べれずに帰る競馬場』、なんて一句浮かぶぐらいだ。
ま、そんな事はどうでもよくて今週もG1が続く。何かいいことにぶつかります様にと坂路、スタンドでウロウロとするサカミチ君であります……。

予報どおり、朝はピシッとした空気である。温度は11度だったと思う。トンネルを潜って緩やかな坂道を登り、角馬場にたどり着いた。すでに角馬場の外では、ジョッキーと調教師の打ち合わせが始まっていた。…


予報どおり、朝はピシッとした空気である。温度は11度だったと思う。トンネルを潜って緩やかな坂道を登り、角馬場にたどり着いた。すでに角馬場の外では、ジョッキーと調教師の打ち合わせが始まっていた。池江師の傍には髪の毛の長い外国人の通訳、その傍にいるのは…。オオッ!と、モレイラ騎手ではないか?モレイラ騎手が登場である。

角馬場内を見ると、リスグラシューが周回していた。他にもミッキーロケットカンタービレのG1出走ゼッケンを着けている馬が、大勢の中に混じっていた。岩田騎手や福永騎手らが馬へ跨り、ダクを踏む。

リスグラシュー

角馬場内を悠々と周回するリスグラシュー

そのまま監視小屋へと上がると、壁に馬場使用の許諾書なるものが貼ってあった。モレイラ騎手は、11月6日から9日まで身元引受調教師が池江師の内容であった。モレイラ騎手の今週は、栗東所属として栗東での稽古に乗るという事なんであろう…。

監視小屋の親父との会話で、どうやら坂路の工事が終わったのが月曜と判る。最後の1ハロンも終えたが、坂路の状態は先週あたりよりは改善されるだろうが、まだまだチップが馴染む期間が要るから、時計はそうは出ないだろうとのことだ。
音無師が『うちの今朝は朝の一番だけ坂路で、後はCWで追うことにした。開場すぐはいいだろうが、後の時間は脚が取られるぐらいだから…』とのことだった。
矢作師は、オーストラリアからまだ帰路の途中だろう。友道師の姿もない。高柳大師に森田師と、今朝もそう多くない調教師でスタートの坂路だ。

6時58分、見渡すかぎり馬、馬、馬の行列の先が動きだして坂路コースに入ってきた。今朝もまた当然に西村厩舎の独占で始まる。一番乗りがエンパイアミライで、51.7-12.2で通過。決して楽ではなかったが速い時計。サングラスが50.3-13.0で通過して行く。先週よりははるかに時計が速い。
驚愕のタイムが通過。51.2-36.3-23.9-11.8と最初から最後まで秀逸のタイムはスマートレイチェルで、これだけいいタイムを出して行くのは久しぶりだ。
藤原英厩舎のエスキシータに乗った福永騎手がやってきた。オーストラリアに遠征中のソールインパクトの下である。坂路で追うのは初めて、一応先着はしたが動きとしてはまずまずか…。

白い馬体が、併せた相手を置いて先着して来た。スマートレイアーだ。武豊騎手の手はソコソコ動いていた。ヒラボクダッシュとの併せで先着した。51.9-38.0-24.7-12.2と時計は出たが、動きはすこぶるいいと言う訳でもなかった。

モレイラ騎手騎乗のリスグラシューが、馬場の左側を使って上がってきた。決して追ってなく、楽~な感じで流して過ぎ去った。52.0-37.8-25.0-12.9で、この動きには◎を進呈する。
監視小屋の下を、担当の北口助手がニコヤカに誰かと話しながら過ぎ去った。いい動きに頬も緩むと言ったところ…か。

思った以上に坂路で好タイムは出たが、ゴール過ぎてガックリとしている馬も多く見かけた。やはりまだまだ坂路はぬかるむ感じで、脚を取られる様でもある。この後の坂路で、どれくらいの時計が出るのか注目だ。

今はスタンドへと来て、CWの追い切りを観ている。さきほど坂路を引き上げる時に、角馬場に須貝厩舎の馬が多数歩いていた。そのなかにアドマイヤリードもいた。それらの動きをスタンドで観ている訳である。

須貝勢が姿を現す前に、けっこうな馬がCWに入って追い切って行った。
モレイラ騎手が乗った池江厩舎のシルヴァンシャーで、併せ馬で追い切って行った。3頭併せの最内で何とか先着はしたが、けっこう追っていた。
昆厩舎の併せ馬では、ヒルノアマランテに先週のレディスクラシックで好騎乗勝ちを見せた横山典騎手が跨っての追い切り。この馬の手応えもかなり良く見えていた。この馬にも◎をつけておく。

そしてやっと須貝厩舎のアドマイヤリードが、藤岡康太騎手を背に登場した。決して速くは感じない道中なのに、計測を終えて時計を書きだしてみると、けっこうな速いタイムである。状態は悪くないとみていいだろう。

アドマイヤリード

藤岡康騎手を背にCWで軽快な走りを見せたアドマイヤリード

そうそう、師が言うとおりにCWでの追い切りに切り替えた音無厩舎の併せ馬も見かけた。残念ながらゼッケンを控えられなかったが、併せ馬で外が先着して行ったのを漠然と観ていた。

今日は競馬教室で、栗東に来ている競馬ファンの数がかなり多そうだ。2階をウロウロ、3階で行列を作って歩いている数がかなり長い。よくこうやって調教を観に来る気になるもんだと、その好奇心に驚く。自分がその立場なら競馬場だけで十分だろうが、その稽古やら施設を観に早朝に起きてやって来るなんて、心構えが違うと。競馬、サラブレットに対する気持ちが違うのだろうと感じる。

今朝の外国人ジョッキー達はお互いに交えずのスタンス、モレイラ騎手はモレイラ騎手でいたし、ルメール騎手もただ一人。傍には日刊紙の女性記者がへばりついていた。C.デムーロ騎手とM.デムーロ騎手の兄弟は、朝は同じ車で来ていた様だが、休憩室で一緒のとこは観れなかった。お互い忙しくしていたのだろう。
そうそう、今朝も吉田隼騎手を見かけた。栗東でズーッと稽古を着けているのだろうか。横山典騎手はこの時期はこちらの方が多いのかも知れない。そして相変わらず福永騎手、和田騎手、幸騎手らは忙しくアチコチで馬に乗ってはまた移動と動き廻っていた。

そんな平和な栗東の朝、どうやら明日もまた忙しくなりそうである。そうそう、あの時計台が青空に聳え立っていたのが、いつの間にかなくなっていた。変貌を続ける栗東なのであります…。



※コースの参考時計です
場所 タイム
CW アドマイヤリード
80.3-64.8-49.9-36.0-12.0 (稍一杯)
CW 内:シルヴァンシャー
87.1-69.5-54.0-39.7-12.0 (強め)
外:オーロトラジェ (馬なり)
※外が2馬身先行して、半馬身先着
CW 内:ヒルノアマランテ
82.0-66.6-51.8-38.2-11.8 (馬なり)
外:アルドーレ (一杯)
CW 内:リオンリオン
82.5-67.5-52.2-38.6-12.7 (稍一杯)
中:ゼルク (一杯)
外:レッドアルディ (一杯)
※内と中が、3馬身遅れ

※解説
今朝の坂路へは900頭。最近はこれぐらいの馬数で推移している。今朝は先週よりも多少時計は出る様にはなったものの、まだまだ悪い状態の様である。
51秒台を出した馬は23頭。50秒が1頭いたが、そのうちの20頭が朝一番の開始から7分間の間に出された。そのなかでも、スマートレイチェルは51.2-36.8-23.8-11.8は出色のタイムであった。併せ馬か単走かまでは見られずだったが、群を抜いての好タイムだった。上がりの2F23秒台も1F11秒台も、他には出す馬も出ず。
そもそも2F24秒台が23頭しかいないのだ。終いだけやっても、そこまで時計は出ないコンディションかと思える。先週同様に、53秒台なら上々であると判断していいだろう。


以上、サカミチ君でした…。