坂路調教好走馬 検証

美浦編

骨折明けで馬体重14キロ増でのレースとなったが、好発を決めてさらに二の脚を使ってハナに立つ積極策に出た。そして先頭のまま直線で追い比べとなり、徐々に脚色は劣勢となっていったが、それでも最後まで渋太く脚を使って3着に粘ったのは、やはり元々の能力の高さゆえだろう。順当に良化すれば、次走はさらなる前進が期待できる。

ホライゾネットを着けて登場。道中は先団後方の外でレースを展開し、4角で大外を回してポジションを押し上げ、直線での追い合いに持ち込んだ。するとインで押し切りをはかる6枠の2頭を目標に脚を伸ばし差を詰めていったが、2着馬に半馬身まで迫ったところで、ゴール。ブービー人気ではあったが、攻めの良さが見事に実戦に結びついた。

  • ペイシャコリンナ
  • (牝2、美浦・土田厩舎)
  • 12/2 中山1R 2歳未勝利 3番人気3着
  • (美浦10位 52.0-13.3)

スタートでいきなり後手を踏み、道中は馬群の後方でレースを展開。しかし4角で大外を回してポジションを押し上げると、直線では力強く脚を伸ばし、最後は3着争いに競り勝った。前2頭には大きく水を空けられたが、発馬五分なら差は詰まるはず。次走もこの距離なら、好勝負になるだろう。

  • チャナ
  • (牝2、美浦・土田厩舎)
  • 12/1 中山4R 2歳新馬 3番人気3着
  • (美浦10位 52.0-13.4)

反応良く真っ先にゲートを飛び出したが、インから先手を主張する2頭を先に行かせ、道中は好位で折り合った。そして直線では前との差を詰めようと懸命に脚を使ったが、思いの他切れる脚は使えず、3着争いを制するにとどまった。センスの良さは十分にうかがえ今後も安定した走りが見られそうだが、使われつつのタイプだろうか…。

栗東編

  • エイシンセラード
  • (牝3、栗東・今野厩舎)
  • 12/2 中京2R 3歳上500万 1人気1着
  • (栗東2位 50.7-12.5)

久々で馬体重を16キロ増やしてレースを迎えた。道中は好位2番手でスムーズなレースを展開し、直線早めに先頭に立ち、ラスト200m付近で一気に差を広げて勝負を決めた。その後は後続が差を詰めては来たが、ゴール前は完全に余力を残しており、着差以上に強い競馬だった。久々の太め残りでこの内容、昇級しても十分に通用する。

  • エクレアスピード
  • (牡2、栗東・石橋厩舎)
  • 12/1 阪神4R 2歳未勝利 1人気2着
  • (栗東4位 50.8-12.5)

スタート後、二の脚を使って先頭に躍り出てハナに立ち、道中はレースを引っ張った。そして直線でも脚色はまだ十分、差してきた勝ち馬との追い合いにも十分対応していたが、ゴール前で僅かに甘くなり、クビ差の惜敗。しかし自身も従来のレコードを更新しており、ここは勝った馬をも褒めるべき。次走もチャンスは続く。

リターンズ編
※出走1週前にベスト10入りしていた馬

  • スズノウメ
  • (牝2、美浦・伊藤正厩舎)
  • 12/1 中山1R 2歳未勝利 4番人気1着

道中は好位のインでロスのないスムーズレースを展開し、直線では鞍上の左ムチにしっかりと応えるように脚を伸ばして前を抜き去り、あとは手綱を押すだけで力強く押し切った。
手綱を取った三浦騎手は、1週前にしっかりと追えたことを勝因の一つに挙げている。攻めの良さが実戦につながった好例と言えよう。

  • エンゲルヘン
  • (牝4、栗東・五十嵐厩舎)
  • 12/2 中京10R 鳥羽特別 3番人気2着

重心の低いフォームで反応良くゲートを飛び出しハナに立ち、道中はレースを引っ張った。そして直線でも内ラチ沿いから懸命に脚を伸ばしたが、ゴール寸前でつかまり、2着に甘んじた。負けはしたが、直線の長い中京芝で見せた渋太い粘りは高く評価できる。次走でも、要注目だ。