ワグネリアンで福永騎手がダービーを初制覇してから早くも1年も経つ。あっと言う間にこの週がやってきた。月曜まで吹き荒れてた風や雨も昨日から収まった。ほど良い爽やかさを取り戻した栗東である。


ワゴン車からタキシードを着た芸能人がスタンドへと向かっている。そり立つ髪の型からも何とかと言う芸能人と判る。今朝は当然にサートゥルナーリア。そしてヴェロックスを含めて追い切りをこの眼で是非に見たいと張り切っている。リオンリオンに若武者の横山武史騎手が後半CWで乗るとの情報もすでに手に入れてある。しっかりと見届けなければいけない。

広場に集まって来た馬の中でダービー出走ゼッケンを探す。⑥クラージュゲリエ。21番のメイショウテンゲンを確認。端っこでは角居勢が周回している。その中に居た、居た、⑨サートゥルナーリアだ。向こうの角馬場から歩いて来た中に③ヴェロックスが居て輪に加わる。それらの馬の背中は全て助手が乗っていた。

CWが開場する。2、3組めに角居勢が入って来た。先週は3頭併せ、その時の1頭であるタニノフランケルと今朝は2頭併せの様である。半周遅れてヴェロックスも馬場に入って来た。川田騎手は中内田厩舎でも2歳馬ディープインパクト産駒のリアアメリアに乗ったのを確認。まずは目の前をウオッチング。サートゥルナーリアの入りは16.0で2Fは14.9と先週よりもピッチがあがる。次いで15フラット。カーブに入り直線1Fでは横並び。少し気合を入れただけで鋭く反応してゴールを駆け抜けた。軽快な足取りだ。

ヴェロックスを一瞬見逃してしまう。向こう正面ではやけに『遅いな~』で見失う。併せ馬かと思いきや直線では単走で1Fを伸ばして来た。動きだけで見送る。

芝コースで2歳馬の追い切りだ。武幸四郎厩舎の2歳ルベルアージに武豊騎手が騎乗している。5Fから行きだして前の組と重なるように直線へ。楽な手応えでゴールを通過した。阪神初日を予定。やじ馬よろしく馬が引き上げて来るトンネル出口に近寄る。『物見が半端ないわ~』と馬上の武豊騎手の声が響く。まだまだ子供っぽさが抜けきらない様だ。丁度、アチコチの馬が追い切って引き上げて来た時でそこらじゅうに馬が居るし人も多い。朝の第一組、第二組が終わった頃合いである。

7時10分過ぎ、馬場内の角馬場にG1ゼッケン馬が居る。キセキで清山助手を背に元気よく周回している。

7時25分、左手の角馬場に安田記念ゼッケン61番が居る。ダノンプレミアムである。そのダノンプレミアムがCWでキャンターで走っている時に馬場内で中内田師と川田騎手が並んで見つめていた。

8時49分、武豊騎手が背の高い人とカメラマン3人ぐらいを引き連れて広場をスタンドへ向かっていた。野球の山本昌広氏だった。8時50分には角馬場内でリオンリオンに乗る横山武史Jを発見。やがて僚馬、ウレキサイトを引き連れて角馬場を出た。ハロー駆け終わりを待つ様子だ。

後半のハローも終わり再び馬場開場となる。朝に比べるとぐっと少ないがここも大事な馬達の追い切り時間だ。2,3組めに入って来たリオンリオン。首をぐっと下げてハミをとって行く恰好はなかなかにいい。向こう正面に入る。同じ時間に角田厩舎のムイトオブリガードも追い切る。これも計測をする。

松永幹厩舎の2頭は前半をかなりユックリであり道中もなかなかペースがあがらない。意識してのものだろうか。逆に角田勢はけっこういいペースで行く。松永勢が直線に入って来た。外の中谷騎手騎乗のウレキサイトが終始持ったまま。内の横山武史騎手の手は少し動いてのゴールだった。その少し後を角田勢がやってきて先週と同じくムイトオブリガードの動きがいい。これは◎をメモる。そしてまた出入り口へと急ぐ。

トンネルから顔を出して来た馬達。鞍上へ声を掛ける松永幹師。『乗り味がいいだろう』と。初々しい若武者は『ハイッ!』と元気に声を返す。この空気がいい。併せ馬をした中谷騎手が『遅いのは判っていたが動けないし…』と道中のペースがかなり遅くて苦労したのを語っていた。松永幹師が『競馬でも後ろからつつかれるぐらいがいい馬なんだ』と横山武史騎手に伝える。それと併せた相手馬が今、とっても具合がいいんだとも。こんな話が漏れてくるのが現場のいい処である。

その若武者が今、マイクでインタビューされている。2017年デビューで3年目での騎乗。武豊騎手は2年目での騎乗だ。大勢の記者の中にM.デムーロ騎手が溶けいっている。今のM.デムーロは夏の彼である。陽気なミルコが戻って来ている。その彼の騎乗馬アドマイヤジャスタで坂路で追い切った模様だ。おそらく背中を感じたことであろう。

C.ルメール騎手は今朝も見かけない。おそらく今朝は美浦でアーモンドアイの背中を感じているだろう。皐月賞馬サートゥルナーリアもライバルのヴェロックスも元気一杯の動きだった。食材は揃った。後はどう料理するのかだ!

場所 タイム
CW タニノフランケル 馬なり
サートゥルナーリア 83.0-67.5-52.6-37.6-11.0 楽走
外が1馬身追走して1馬身先着。
CW ヴェロックス 82.9-67.2-52.3-38.4-11.4 馬なり
CW リオンリオン 83.2-66.7-51.3-36.1-11.4 稍一杯
ウレキサイト 馬なり
外が2馬身追走してクビ先着
CW ムイトオブリガード 81.5-66.1-51.0-36.0-11.2 一杯
モサ 一杯
外が2馬身先行し3馬身遅れ
グランフェスタ 馬なり
ルベルアージ65.0-49.8-36.8-12.3 楽走
外が3馬身先着

アドマイヤジャスタは7時31分に51.7-37.5-24.5-12.6で追い切った。おそらくM.デムーロ騎手が乗った筈である。

以上、サカミチ君でした…。