大頭数の競走除外を出した先週の競馬。検査済みでない薬品が混合されていた飼料を使っている厩舎が対象となったもの。幸いにも競馬開催には何とかこぎつけたのがせめてもの救い。そして週初めにその納入していた厩舎の今週の出走予定馬の検査も全馬が陰性と判明。まずは沈静化となりそうだ。後は原因究明であろう。まずは今週も競馬が普通にあることが嬉しい。

何といっても今週は上半期の総決算である宝塚記念。最近はこの暑い時期にと自重するケースが多い。やはり有馬記念のドリームレースとは違って年々人気が下降気味なのはいた仕方ないことだろう。それでもG1はこれで秋までさらばだけに何とか決めておきたいのが競馬ファンの気持ちである。そんな感じで張り切って栗東入りをした。

ジョッキー休憩室を通る時に中をチラ見したら、川田騎手がエージェントと、隣のベンチでM.デムーロ騎手の傍に外国人と居た。D.レーン騎手にしては顔が違うな~と思いながら通過。続々と広場に集まって来た。見渡すなかに宝塚記念ゼッケン着用の馬は居ない。馬場が先で坂路が少し遅れての開場となる。おそらくリスグラシュー(牝5、栗東・矢作厩舎)はあちらだろうし、クリンチャー(牡5、栗東・宮本厩舎)も坂路でやるらしい。そんな中、芝コースをスワーヴリチャード(牡5、栗東・庄野厩舎)がやって来た。気が付いたのが後1ハロンぐらいでペースをそんなにあげた様子でもない。鞍上はM.デムーロ騎手で馬なりでの手応えでゴール板を過ぎ、少し勢いをつけたまま次のカーブをも廻って行った。

友道厩舎のエタリオウ(牡4、栗東・友道厩舎)を馬場内角馬場で見たのだが、いつの間にかいなくなっていた。その友道厩舎の2歳馬の併せ馬があった。アパパネの子供、ラインベック(牡2、栗東・友道厩舎)には福永騎手が乗り、先週先着したマイラプソディ(牡2、栗東・友道厩舎)は今週も助手での3頭併せだ。先行するマイラプソディを4角で抜いたラインベックが最内のサヴォワールエメ(牝3、栗東・友道厩舎)と馬体を並べてのゴール。マイラプソディは1馬身ぐらい遅れた。あがって来る馬を見に広場を横切りそこへ向かう。友道師は居ない。シュヴァルグラン(牡7、栗東・友道厩舎)のイギリス遠征のために今週のプリンスオブウェールズ観戦に行っているの情報であった。

トンネルから出て来た友道厩舎の馬達と乗り手の会話を耳にしながら馬体をチェックしておく。ふと人だかりに気が付いてそちらを見ると関東の丸山騎手だ。坂路でスティッフェリオ(牡5、栗東・音無厩舎)に騎乗しての感想を聞かれているのだろう。後ろの部屋から出てきたのが何とD.レーン騎手と長髪の通訳さん。どうやらこちらもリスグラシューの追い切りに駆けつけたのだろう。やがて挨拶をして広場を横切って行った。そこからしばらくしてハロー駆けを終えて7時23分、キセキがCWに入ってきた。ゆっくりと進み2コーナー過ぎてもそう早くならない。6Fから最初の1Fが19秒台。次もまたその次も15秒台、早くなったのは4角を廻ってから2F標を通過してから。11.7-11.5だがゴール過ぎてから清山助手の手が動きだしてまだまだ先まで追って行った。晴れても多少の雨でも主導権を握るのはキセキ(牡5、栗東・角居厩舎)。このキセキの流れひとつでレースが決まると言っていいだろう。馬体をしっかりと見届ける。向こう正面でトンネルに潜り、また馬場内の角馬場に戻ってきてのクールダウン。知らぬまに居なくなっていた。

この間にマカヒキ(牡6、栗東・友道厩舎)をいつもの友道厩舎が良く使う馬場内角馬場で見かけたがコースには来ず。ハロー駆けが終わった8時20分過ぎにアルアイン(牡5、栗東・池江寿厩舎)が登場したがこれまた知らぬうちに居なくなった。坂路での最終調整なのだろう。馬場内角馬場で笹田厩舎のエアスピネル(牡6、栗東・笹田厩舎)を発見。福永騎手が跨って坂路へと消えて行った。番組を見ると中京最終日の中京記念あたりが復活の戦いの場となるのだろう。そこには池江厩舎のジャンダルム(牡4、栗東・池江寿厩舎)も予定しているだけに注目の休み明けの馬達である。

8時36分にブチ模様の馬を発見。中内田厩舎のブッチーニ(牝3、栗東・中内田厩舎)でシラユキヒメの子供である。8時48分、友道厩舎のシュヴァルグラン登場。貫録は十分。やはりG1馬の独特のゼッケンは貫録がある。何でも7月上旬に検疫に入ってイギリス遠征となるらしい。アメリカへ、豪州へ。香港、ドバイへもう毎度の常連である日本の馬。凱旋門賞への夢も少しずつながらも近づいて来ている。肝心の日本の競馬がないがしろになる訳ではなく、チャレンジしないといけない。馬の質は世界レベルになって来てはいるが肝心のアメリカ本土でのダート路線。ヨーロッパのあのゴール前のしつこい伸び。日本馬も本当に良く頑張ってはいるが最後の詰めの部分で惜しいまでしかない。そのためにも求められるもの。それはスピードではなく力強さだろう。時計ばかりが速くて前へ行く馬ばかりが上位に来ている最近の日本競馬。雨が降るととんでもない結果になる。やはり本当の力をつけないと行けない。この宝塚記念を勝つような馬が遠征しないとダメなのかも知れない。そんな意味でも週末の雨っぽい馬場。キセキ中心だろうが役者は揃っている。

場所 タイム
CW サヴォワールエメ 馬なり
ラインベック85.0-68.6-53.1-37.7-11.8 稍強め
マイラプソディ 一杯
外が中に1馬身先行、最内が3馬身追走。外だけが1馬身遅れ
スワーヴリチャード80.6-64.1-49.8-36.4-12.0 馬なり
坂路
(カッコ内は時間)
リスグラシュー(602) 54.3-39.4-25.4-12.1
クリンチャー(604) 53.3-38.6-25.1-12.5
スティッフェリオ(612) 52.8-38.2-24.9-12.4
マカヒキ(739) 50.6-37.2-24.6-12.5
アルアイン(845) 53.8-39.2-25.2-12.3
タツゴウゲキ(848) 52.2-38.8-25.3-12.6

以上、サカミチ君でした…。