機械による正確な計測によって極めてフェアな能力、状態比較ができるのが坂路調教。
追い切り時の馬場状態・厩舎の調教傾向を精査し、馬券になる調教馬を導き出します。
【土曜特選!】好状態で久々走る、斤量克服なら!
2019/6/28(金)
- 福島10R 郡山特別(ダ1150m)
- エンゲージリング
- (牝4、美浦・大江原厩舎)
- 52.5-39.2-25.6-12.2(強め)
先週木曜の追い切りで、52.5-39.2-25.6-12.2(強め)の栗東坂路10番時計をマークして、自己ベストを更新。
軽度の膝骨折による8ヵ月の休養を経て仕切り直しの一戦となるが、一週前追い切りで、2本追いで余力を残しながらも自己ベストをマークし、終いも切れた抜群の走りを披露。間隔は空いているが、いきなりから能力を発揮できる好状態にある。
これまで2度の休み明けは、初芝で馬体重14キロ増だった前走で3着、4走前の同舞台で1着と、いずれも好走しており、初戦もタイム差なしの2着だった。このように久々の実績があり、肝心の動きも上々、コース実績もある。今回先行馬が揃ったが、番手からでも競馬ができるタイプだけに、狙い目は立つ。
初めて背負う55キロが克服できれば、互角以上の戦いも十分可能。(★★★☆☆)

6/29 美浦 坂路ジョーカー候補
- 福島11R テレビユー福島賞
- モアナ
- (牝5、美浦・高橋文厩舎)
- 55.2-39.5-25.4-12.1(馬なり)
坂路2本追いを、馬なりで加速ラップを刻み終いシャープに伸びた。
6/29 栗東 坂路ジョーカー候補
- 中京11R 白川郷S
- メイショウワザシ
- (牡4、栗東・南井厩舎)
- 52.7-37.8-24.4-12.2(馬なり)
楽な手応えで自己ベストを更新。先週除外も元気一杯で、依然好調。
「特選坂路王」は、レース週に行われた「東西坂路調教Best10傑」から選出しています。
タイムの速い馬以外の坂路組にも"激走馬"が多く潜んでいるのも事実。それが「坂路ジョーカー」です。
競馬ラボの調査によれば、美浦組だけでも多い週で20頭を超える数の「坂路組」が連絡みを果たしています。3着までを視野に入れれば、さらに馬券に絡む確率は格段にアップ。特に新馬・未勝利戦では、坂路調教馬の好走が目立っていることもポイントです。
そんなファクターも加味しながら、 土・日の出走馬の中から激走候補を選出します。(ヤマノ)
プロフィール
競馬ラボ・ヤマノ
坂路時計の正確性を重要視しながら、数字では計りきれない競馬の深い世界を追及しているベテラン研究員。もっぱらの日課は日々の坂路調教時計の吟味で、競馬予想のスタイルはもちろん調教がベースも、データに食指を伸ばすことも少なくない。