特選・坂路王

先週木曜の1週前追い切りで、木曜栗東坂路1番時計をマークし自己ベストを更新。

51秒0は先週木曜日の1番時計であるとともに、牝馬で、そして4歳馬でも唯一の51秒台の優秀な時計だ。それを馬なりで楽にマークし、しかもラスト1Fも12秒2だったこの走りは高く評価できる。

「京都を使いたくてここまで待った。」と飯田祐師。敢えて間隔を空けここまで待っての参戦だ。動き軽快で休養効果が大きく、能力を発揮できる好状態にあることが見て取れる。

空模様が気になるだけに、雨降る中で行われた重の未勝利戦を勝ち切っている実績も頼もしく、ここは中心視できる。

坂路セレクション

  • 東京11R NHKマイルC(G1)
  • ストーンリッジ
  • (牡3、栗東・藤原英厩舎)
  • 5/6栗東 55.0-39.5-24.9-12.1(一杯)

フォーテ(3歳オープン)馬なりを2馬身追走~1馬身遅れ

NHKマイルCでは、過去5年の3着以内馬15頭中8頭が栗東坂路で最終追い切りを行い、昨年は1~3着までを独占。よって今年も栗東坂路組から好走馬が出現する公算は大きく、ここからの取捨選択は正着だろう。

そして有力馬を抽出するために更に精査すると、意外な事実にたどり着いた。過去5年の好走馬8頭は調教で好時計をマークしていたのかと思いきや、共通するのは「4F53秒6以上かかっていた」ことだ。NHKマイルCを攻略するためには、通常とは異なるベクトルの思考が必要だということだ。

するとタイセイビジョン、レシステンシア、サトノインプレッサ等の上位人気馬が条件を満たしていることが確認できたが、人気薄で妙味が大きい2頭の名前にもたどりついた。ソウルトレインとストーンリッジである。

まずソウルトレインは今週は57秒1でも、先週の1週前追い切りでは余力残しで併せた僚馬を圧倒し51秒6と、従来の自己ベストを0秒8短縮する好時計を叩き出していることが評価できる。

そしてストーンリッジは、CWと坂路でここ3週1F12秒2、12秒1、12秒1と終いの伸び脚が目立っており元気一杯。本馬が阪神芝マイルでの新馬戦で使った終い3F33秒1は、実は今回のメンバーの全てのレース中で終い3F最速と、確かな終いの脚を有している。

前走こそ道中チグハグな内容で不完全燃焼の内に終わるも、2走前のきさらぎ賞では毎日杯2着馬アルジャンナに先着している事実は見逃せない。スムーズなレースから新馬戦で見せたような末脚を繰り出せれば、互角にわたりあえても不思議ではない。

  • 新潟11R 新潟大賞典(G3)
  • ケイデンスコール
  • (牡4、栗東・安田隆厩舎)
  • 5/6栗東 51.8-37.8-24.5-12.3(馬なり)

18年6月にマークした50秒2が、この馬の自己ベストである。そして51秒台は今回以外にも2度マークしているが、それらは全て一杯に追われてのもので、馬なりでのこれまでの自己ベストは52秒4。しかも当時の追い日は、今回より0秒3ほど時計が速いコンディションだった。それを0秒6上回った走りは評価でき、状態の良さがうかがえる。

これまで4度の二桁着順負けは全て休養明けでのもので、久々に順調に来ている意義は大きい。また新潟では距離こそ違えどデビューから3走目の重賞で快勝している実績があり、今度は休み明けを叩き3走目、また距離も騎手も2度目の慣れが見込める。ここは注目の一戦だ。