「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
【ファルコンS・結論】直線の脚はハヤブサの如く
2019/3/15(金)
土曜中京11R ファルコンS(G3)(芝1400m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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⑥ジャパンスウェプト (牡3、美浦・古賀慎厩舎、藤岡康騎手) |
狙いたいのは初芝となる⑥ジャパンスウェプト。常々指摘しているように、芝1400mはダート適性の高い馬が好走しやすい。正真正銘のダート馬では難しく、血統要素にダートが濃いのがベター。
この馬はダートで2勝しているが、正真正銘のダート馬ではないとみた。スピードとキレ、狭いところを割る根性には目を見張るものがある。従兄にノンコノユメがいて、近親にハーツクライ、一族にはミッキーアイルという、芝ダート不問の切れ者牝系。おまけに母の父フジキセキも、芝ダート不問の1400m適性高い種牡馬である。
高速馬場にならない上に、上がりが掛かる中京というのは大きなプラス。芝ならさらに切れることを信じて、本命兼お宝馬として指名する。
上位評価は⑬グルーヴィット、⑩ヴァッシュモンで三つ巴か。⑫ブリングイットオンも穴っぽい。あとは押さえで④ローゼンクリーガー、⑪ドゴール、⑨ダノンジャスティス、⑭イッツクール、⑮ハッピーアワー。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。