水上学の血統トレジャーハンティング


【今週のポイント】
今年のエリザベス女王杯、最大の見どころは、無敗の3歳女王、ラヴズオンリーユーにとって復帰戦がいきなりのG1となることだろう。

デキさえまともならまず崩れないとは思うが、秋華賞回避に追い込んだ蹄の負傷は、開催後半の硬い馬場でどう出るか。加えて気性もやや難しい。半年ぶりではさすがに予断は許さないとみる。

かつては3歳馬の攻勢が目立っていた女王杯だが、近5年では4歳馬が4勝。3歳馬は2連対のみと風向きが変わってきた。さらに血統的には、ある大きな傾向がある。そのあたりを突けば、今年は荒れそうな気配も漂う。

幸い週末の京都は馬場も良さそう。血統トレジャーハンティングでは思い切ったお宝馬も紹介する・・・・かもしれないので、ぜひ楽しみにして頂きたい。

★土曜東京11R 京王杯2歳S(G2) ◎本命馬 マイネルグリット 2番人気9着 絶好の位置、絶好の手応えから直線ズルズル後退。故障や異常があったわけでもなく、陣営も分からないようだ。初の長距離輸送がこたえたのか、高速馬場が合わないのか・・・不可解。

$お宝馬 カイトレッド 7番人気7着 ただ後方を回ってきて、直線でバテた馬を2頭抜いただけ。荷が重かった感。

★日曜東京11R アルゼンチン共和国杯(G2) ◎本命馬 ムイトオブリガード 2番人気1着 スタートを決め、スローの3番手。前がペースを上げた時も難なく対応し、直線は空いた内へ入ってしぶとく伸びた。完勝。気性面の危うさはあるが、そこが成長して来ればまだ上を目指せる馬。

$お宝馬 タイセイトレイル 5番人気2着 5番人気の支持には驚いた。後方から前半は折り合いに専念。直線は外を回さなかったのが奏功し、インへ潜り込んでラチ沿いをスルスル。瞬発力がないので東京の2400では厳しいかもしれないが、スタミナを要する舞台なら今後もオープンで安定勢力になれそう。

【次回の狙い馬】
土曜 福島8R 1着 あまり勝ち馬を推奨することはないのだが、この馬は余裕綽々のレースぶりが目についた。ハイペース縦長の中団に位置し、3角では外を回して、軽く仕掛けただけで取りつき、突き放した。最後は押さえる余裕。速い流れで詰めの甘さが払拭されたのが勝因で、これならむしろ上のクラスの方が合うペースになりそうだ。次走昇級戦から期待が持てるだろう。

日曜 福島10R 7着 内枠からハナを主張したが、ヤマニンベリンダに強引に絡まれてしまう。それでもハナを譲らなかったが、これではさすがに失速。ただバッタリとは止まらず、直線半ばすぎまでは3着はあるかと思わせた。この経験は次走に向けて役立つはずで、さらに粘りを増しそう。次走、阪神でも中京でも引き続き芝1200mで狙いだが、もし1400mへ延ばしても大丈夫かもしれない。

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