水上学の血統トレジャーハンティング


【今週のポイント】
今年の根岸Sは、昨年の覇者コパノキッキング、3年前の勝ち馬カフジテイクのような既成勢力、年齢はともかくとして、テーオージーニアスやダノンフェイス、ミッキーワイルドらの新興勢力、ダートマイルでの重賞勝ち馬ワイドファラオにワンダーリーデル、そこへなんと安田記念勝ち馬モズアスコットの初ダートと、さまざまな路線が1点に交わる興味深い1戦となる。しかも、目標が次のフェブラリーSにあることを踏まえると、予想は一筋縄ではいかない。

2013年から17年までの勝ち馬は、すべてここが重賞初制覇になった馬たち。2着にも実績の薄い馬が多かった。一昨年は例外的に実績馬が上位独占し、去年も勝ち馬はカペラSからの連勝となったが、2,3着は重賞実績のない馬たちであり、過去の傾向からは上がり馬に属する馬の方が、信頼度は高いと判断できる。

個人的には、これから実績を築く馬の中から、1400mベストでスピード寄りタイプが馬券の軸になると考えている。

★土曜京都11R 石清水S ◎本命馬 アンリミット 8番人気3着 思っていた以上に人気がなかったが、2番手から進み粘りに粘った。前に行った馬で唯一掲示板、それも馬券対象になっており、健闘といえる。もう少しで2着、惜しいと言えば惜しいが、よく頑張った。

$お宝馬 キアロスクーロ 5番人気4着 こちらの方が人気になるとは思わなかった。本命馬に差し込んできて、なんとも当方としては何とも微妙だったが、こちらも上位に走ってくれた。

★日曜中山11R AJCC(G2) ◎本命馬 ミッキースワロー 2番人気4着 馬なりで中団、内目を回って折り合っていた。4角で外へ出そうとしたところで、故障馬が下がってきたのをよけるために、必要以上に外を回らされたのが大きく響いてしまった。他の上位馬、たとえばブラストワンピース、ラストドラフトも不利を受けたが、最もロスがあったのがこの馬だった。それがなくても勝ちはなかったと思うが、不運のひとこと。

$お宝馬 ウラヌスチャーム 7番人気7着 後方から、マクって上がっていったが、そこまで。直線は力尽きて、バテた馬を交わしただけで終わってしまった。牡馬相手の、しかもパワーのいる馬場では、牝馬では荷が重かったか。

【次回の狙い馬】
日曜 中山10R 4着 スローにハマって届かなかったのは確かだが、基本的に急坂の中山では切れが鈍るし、距離の1800mもペースが落ち着きがちになるので向いていない。ベストは東京の1400mかマイル。開催は短いが東京出走なら末脚が決まるのでは。

日曜 中山8R 3着 内枠で砂を被っても平気、ロスなく脚をタメたが、1800mではやはり切れが鈍る。本来のベストは東京ダートマイル。次走はチャンス濃厚。

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