水上学の血統トレジャーハンティング


【今週のポイント】
アーモンドアイには逆風が吹き続けている。香港遠征回避、急遽出走の有馬記念で完敗、ドバイ遠征へ仕上げるも中止。もちろん、そのあたりを踏まえて陣営はしっかり仕上げてくるわけだが、順調な青写真から大きく外れてしまったことも事実。果たして、去年晩秋以降の鬱憤を晴らすことができるだろうか。

メンバーはかなり楽になるのは間違いないが、ただ、今の馬場でのマイルが、アーモンドアイにとってどう出るかも微妙だ。

いろいろ疑える要素は確かにある。降参せずに、アーモンドアイの隙を突ける馬を見つけてみたい。

★土曜京都11R 京都新聞杯(G2) ◎本命馬 アドマイヤビルゴ 1番人気4着 4角まではさすがの脚色でまくってきたが、そこで止まってしまった。確かにハイペースで、早めに動いて勝ちに行ったことには負荷が大きかったとみるが、直線坂でピタッととまったあたり、もしかしたら距離だったのかもしれない。また前走のハイレベルの走りの反動、キャリアなど、もろもろ小さな敗因も考えらえる。

$お宝馬 シルヴェリオ 6番人気13着 押っ付けてハナを主張にはビックリ。馬が驚いたように飛ばしてしまい、ハイペースを演出。これではもたない。馬がかわいそうだった。ひと休みし、いろいろ替えて立て直せば、まだ上がめざせる馬だ。

★日曜東京11R NHKマイルC(G1) ◎本命馬 サトノインプレッサ 2番人気13着 このレース、このメンバーにしてまさかのスローペース。レシステンシアを見事に折り合わせてゆったりと逃がしたルメールの腕、さらにこれを後押しした直線向かい風の強風がこのレースを分けた。最初から後方に控えた鞍上もスローは予測していなかったのではないか。この流れでしかも伸びない大外へ出さざるを得ず、届くわけはなかった。

$お宝馬 ボンオムトゥック 12番人気9着 好位を立ち回り、直線は一瞬3着あるかの勢い。そこで止まったが、見せ場はあった。まだまだ積み増さないと厳しいが、年末あたりには重賞で勝ち負けが望めるくらいに育つ器だ。

【次回の狙い馬】
日曜 東京9R 14着 ローカルの2600mで勝ち負けするような馬は、得てして東京2400のような軽さと高速上がり能力を求められる舞台は合わないもの。クラス的に東京以外では、なかなか2400以上の鞍がないが、この馬の血統なら2000mでも大丈夫。次走中京、もしくは福島、あるいは北海道シリーズで。

土曜 東京11R 7着 今回はマイナス20キロだが、細い感じはなく、本来の姿はこれより数キロプラスくらいなのだろう。やや出負けして挽回、中団を伸びもせずバテもせずで回ってきただけになったが、長い直線はそもそも合わない。東京1600mで勝っているが、パフォーマンスはローカルの方が良かった。次走夏のローカルで、新潟外回り以外ならどこでも狙いたい。

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