- 2月25日 中山11R 中山記念(G2)
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お宝馬☆ドーブネ(10人気) 2着
条件好転の大穴を見抜いた!
- 2月11日 東京11R 共同通信杯(G3)
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お宝馬☆ジャスティンミラノ(4人気) 1着
2週連続で勝ち馬を指名!
スローの追い込み馬
2011/2/6(日)
スローの追い込み馬
2011/2/6
【東京11R 東京新聞杯(GⅢ) 芝1600m】
注目馬 ③キングストリート(牡5、栗東・池江郎厩舎、内田博騎手)
スローペース必至のメンバーだ。レースを主導しそうなマイネルレーニア、ファイアーフロート、フラガラッハがいずれも病み上がり。順調に使われてきたわけではない上に厳寒期でもあるし、積極的に飛ばすことは考えづらい。Dコース特有のスローからの上がり決着となるだろう。
スローだからと言って、追い込みが決まらないわけではない。むしろ、隊列が固まってくれた方が差すのに好都合というタイプの差し・追い込み馬がいる。タメての瞬時の爆発力に長けたタイプの馬であり、今回の人気どころ、ゴールスキーとダノンヨーヨーは共に該当するので始末が悪い(笑)。
本命は①ゴールスキーの方で良いだろう。関係者コメントにもあるように安田記念を睨む上でとにかく賞金が欲しいところで、ここで加算できればひと息入れることができる。相手強化のマイラーズCより狙いはここのはずだ。
馬券に組み込みたいお宝馬は、③キングストリートだ。この馬もスローからの高速上がりの方が届く。東京マイルがベストコースの種牡馬であるキングカメハメハの産駒だし、左回りのマイルでは過去3戦2勝、5着1回だ。鞍上強化、そして引退間近の大調教師の管理馬でもある。こちらも勝負懸かりだろう。
①ゴールスキーと③キングストリートの馬連、ワイドの組み合わせが本線。3連系の馬券や、ゴールからの馬連の相手としては、当然、④ダノンヨーヨー、そして穴で⑩カウアイレーン、⑧フラガラッハ。人気どころが軸なので絞る。
なおスマイルジャックは買うならとことん追いかけるし、嫌うならとことん嫌う、そういうタイプの不器用な馬だ。私は後者の立場。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。