- 4月7日 阪神11R 桜花賞(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
- 4月6日 中山11R ニュージーランドT(G2)
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お宝馬☆ユキノロイヤル(9人気) 3着
2週続けて激走馬を大抜擢!
絶好の物差しレース
2011/2/8(火)
絶好の物差しレース
2011/2/8
★【前週推奨馬回顧】
2月5日(土) 小倉11R 小倉大賞典(GⅢ) オートドラゴン 8番人気 8着
この馬に限らず、先週の小倉芝でけっこう見受けられたシーンなのだが、外差しを騎手が意識しすぎてジックリ構えすぎたり、外へこだわりすぎたりして、むしろ前目にいた馬たち=好位から中団の前目で競馬していた馬=が、馬場の4分どころあたりを伸び切って好走していた。この馬は外にこだわりすぎて脚を余した1頭。勝ち馬から0秒5差、4着まで0秒3差に追いあげても時すでに遅しだった。
2月6日(日) 東京11R 東京新聞杯(GⅢ) キングストリート 7番人気 2着
ハナ差なら勝ったも同然。よく走った。ゴールスキーとのワイドを強く推奨しておいたのが救い。複勝もソコソコついた。なおスマイルジャックは「嫌うなら嫌い続ける、買うなら買い続けるべきタイプ」と明言、個人的には嫌う派としたのに勝たれてしまったが、買い続ける派の方にはオイシイ配当を提供できたのではないだろうか。
★【今週へのポイント】
2歳〜3歳春のクラシックロードで、毎年のように、メンバーレベルがそこそこ揃う500万やオープン特別が存在する。
例えばAというレースの出走馬が、その後多数のレースに散らばってある程度の着順を残すことにより、力の上下関係を間接的にではあるが比べ易くなることになって、Aレース出走組が物差し馬のような役割を果たすことになるのである。またAレース出走馬の過去のレースにも、相応の価値が出てくるわけだ。
今年は、さだめしホープフルSがその物差しに該当しそうだ。
3着フェイトフルウォーが次走京成杯で1着→東京スポーツ杯3着あり。
4着カフナが次走あすなろ賞1着。
5着プレイが次走京成杯3着→京都2歳Sでダノンバラードにクビ先着あり。
6着メイショウトチワカが次走京成杯5着、梅花賞4着→梅花賞2着ヴィクトリースターは福寿草特別でトーセンラー(不利あり)に先着の2着、きんもくせい特別でタツミリュウの0秒1差2着あり。
8着マイネルメダリストが次走京成杯4着。
9着マイネルギブソンが次走京成杯6着。
こうみるとホープフルSは、あまり紛れがなく、力の順に決まった(ディープサウンドの急失速は別として)印象が強く、その着順を物差しにしていくと、多くの馬にとってある程度の比較参考になってくる。
となると、ホープフルS1・2着馬である、ベルシャザールとナカヤマナイトの力量は推して知るべしだ。決してダノンバラード1強とは言えないとみる。そしてもう1頭、人気薄必至のあの馬も、物差しを辿ると決して無視はできない存在となりそうだが・・・?週末の見解をお待ちいただきたい。
★【次回の狙い馬】
土曜・京都10R 6着 サクラミモザ⇒好スタートも、寄られてしまったのがドンドン位置取りが悪くなり、直線で内を捌いてまた伸びてきた。これで脚をタメられたから伸びてきたと見る向きもあるが、デリケートな馬だけにスムーズに走れていたらもっと走れていたはずだし、結果も前残りだった。ここは惜しい一戦。次走、やや外目の枠なら。
土曜・東京11R 9着 ビタースウィート⇒今回は東京2100mの出走も、ミスプロのクロスが強く距離が厳しかった。次走は間違いなく距離短縮のはずなので、阪神1800m、中山1800mならこのクラスでも巻き返しある。能力は相当高い馬。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。