競馬予想をする上で『海外帰りだからマイナス』という言葉を聞いたことがあると思います。果たして本当でしょうか?

このような格言(フレーズ)を「みんなが言っているから」「新聞に書いてあるから」と素直に信じて、簡単に評価を下げるのは危険です。

宝塚記念(G1、阪神芝2200m)では、前走で海外レースに出走した馬、いわゆる『海外帰り』が2年続けて3着以内に来ています!

▼前走海外レース出走馬の好走例(近2年)
19年1着 リスグラシュー (3人気)
前走QE2世C(香港G1)3着

19年3着 スワーヴリチャード (6人気)
前走ドバイシーマC(G1)3着

18年2着 ワーザー (10人気)
前走ライオンロックT(香港G3)6着

なぜ『海外帰り=マイナス』として捉えられてきたのでしょうか?

日本から海外に遠征する際は、場所に関係なく飛行機による空輸となります。

また競走馬は取扱上では"貨物"となり、専用コンテナに入れられて長時間のフライトを強いられるため、イレ込んで馬体を大きく減らすことも珍しくありません。現地の気候や調整場所、競馬場の雰囲気も違います。

冒頭でも書いたように、日本とは違う環境で走った『海外帰り』の馬は評価を下げやすく、昨年の宝塚記念で3着に好走したスワーヴリチャードは、当時6番人気でした。

過去5年、前走で海外レースに出走した馬の成績は[1-2-1-10]で複勝率28.6%。中でも前走海外で3着以内だった馬は[1-1-1-3]と成績がグーンと上がります。

今年のメンバーで『海外帰り』の馬は、グローリーヴェイズのみ。昨年暮れの香港ヴァーズ(G1)1着以来で、『前走海外で3着以内』にも該当します。

今回は遠征を予定していたドバイシーマCが中止となり、約半年ぶりのレース。この『休み明け』も、ファンに不安視される要素の代表格ですね。宝塚記念はゴールドシップやキタサンブラックほどの名馬でも、春シーズンの連戦が響いて大敗したレース。他の有力馬よりフレッシュな状態なのに人気が落ちる今回こそ狙い目でしょう。

【宝塚記念の注目馬】
グローリーヴェイズ