コースのポイント!


コックスプレート(日本時間10月26日(土)午後14時55分発走)行われるムーニーバレー競馬場は、オーストラリアのヴィクトリア州メルボルンに位置する。世界的にも変わったコース形態であり、日本の競馬場にはない独特なコース設定となっている。

コース図を見てもらえば分かるように、形はほぼ長方形。一周は1800mあるものの、直線はなんと173m。4コーナーでいかに好位置にいるかどうかが勝負を分ける。

スタートしてから200mで1コーナーを迎えることから一見内枠の馬が有利に見えるが、スタートから1コーナーが近過ぎることで、外の馬が内に切れ込んで、内の馬たちが詰まってしまう現象も見られる。内枠過ぎないこともポイントの一つになるだろう。

出走馬&展望

日本から参戦するのは2頭。宝塚記念を勝ったリスグラシュー(牝5、栗東・矢作厩舎)は充実著しく、海外遠征経験もあり、先行力もあるだけにこの難コースを苦にしなさそうだ。今年の豪G1・クイーンエリザベスSでウィンクスの2着になったクルーガー(牡7、栗東・高野厩舎)もすでに豪州実績があり、敗れた相手は世界最強牝馬。一発あっても不思議ではない。

G1を3勝している地元のアヴィリオスが強敵。背負い慣れた59kgで他馬と斤量差が詰まるのは歓迎だろう。母父サンデーサイレンスと日本とも縁がある。豪州移籍初戦のG1・コーフィールドSを勝ったケープオブグッドホープは勢いがあり要警戒。前走、好メンバーだったG1愛チャンピオンSで2着だったマジックワンドも侮れない。



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