出走馬&展望


ハヤブサナンデクン
マーチSで待望の重賞初勝利を挙げたばかりの存在だが、高速馬場の中、すんなり2番手を取ったようにスピードがある馬。4走前の武蔵野Sでマイルに挑戦した最は5着だったものの、東京のダート1600mは芝スタートの半周コース。さすがにここまでスピードが問われる舞台だと苦しい。

今回はダートスタートで、一周コース。ハヤブサナンデクンにとっては過去一番合うコースの可能性がある。以前から左回りでより手前がスムーズに変わっていた馬。船橋に替わることは大きな追い風になると見る。

シャマル
好位から安定した取り口の競馬ができる馬。ベストは1400も、南部杯でもカフェファラオと0.1秒差に迫っているようにマイルも十分こなせる馬。タガノビューティーやメイショウハリオと、後ろから運ぶ馬も多いだけに、好位につけられる脚質も魅力。

ヴァレーデラルナ
ここ2走グランブリッジの2着に敗れているものの、前々で立ち回るタイプだけに2100mも少し長かった可能性がある。マイルは今回が初めてとなるが、意外とマイルのほうがスムーズに運べる可能性もありそう。南関競馬を知り尽くす戸崎騎手が最内からロスなく立ち回れれば上位進出のチャンスあり。

ソリストサンダー
2年連続かしわ記念2着。立ち回りが上手い馬で、船橋向きの馬。フェブラリーSは不完全燃焼の競馬で力を出し切れていない。2走前の南部杯は休み明けだったことを考えると、参考外でいいはず。得意の船橋なら一変もありえる。

メイショウハリオ
フェブラリーSは大出遅れしながら、直線豪脚を駆使して3着に食い込んだ。帝王賞を勝っているようにこのメンバーの中でも実力はトップクラス。左回りより右回りのほうがよりいいことを踏まえて△評価とする。