※イチオシ馬&特注馬は金曜日に公開します!

  • 12/2()夕方発行
    東京スポーツ(チャンピオンズCの予想を掲載)
  • 12/2()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山7~9R)

カルチャーデイ

牝2
[栗]四位厩舎

レース適性星
仕上がり星
ファインニードル
ラルティスタ
母父:マイネルラヴ
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 420kg
詳細
寸評

420キロほどの小柄な馬ではあるが、骨格のバランスは整っており、立ち姿は小さく見せない。前脚はやや短く重心は低め。飛節の折りも深い「曲飛」タイプで、ゆくゆくは1200~1400mがベストになってきそう。ただし、窮屈なフォルムではないため、現状1600mまでは対応可能と見ている。体型的には、溜めて良さが出そう。全体にムダ肉が少なく、体つきにメリハリがあって完成度は高い。冬時期の牝馬としては毛艶に光沢があって、体調の良さが目立っている。

キャットファイト

牝2
[美]上原厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディスクリートキャット
フラマブル
母父:パイロ
通算成績 3戦2勝[2-0-0-1]
前走時馬体重 438kg
詳細
寸評

細身で筋肉の質感はしなやか。長躯短背のフォルムで、胴周りの柔軟性に優れている。後肢は仙骨が傾斜した「斜尻」で、飛節の角度は中間的な造り。ピッチの速い走法ではあるものの、ストライドはしっかりと伸びる。切れる脚を長く使えそうで、阪神外回りは持ち前の瞬発力を発揮できる舞台といえそう。キ甲周辺には伸びが感じられ、2歳秋の時点で骨格のバランスは整っている。まだ成長の余地を残しつつも、完成度は低くない。少しレース間隔は開いたが、腹周りは程よいボリューム感があり、輸送を控えている立場としては理想的な仕上がり。

コラソンビート

牝2
[美]加藤士厩舎

レース適性星
仕上がり星
スワーヴリチャード
ルシェルドール
母父:オルフェーヴル
通算成績 4戦3勝[3-0-1-0]
前走時馬体重 442kg
詳細
寸評

前後に詰まった馬体で、胴長だった父スワーヴリチャードとはあまり似ていない。クビさしは短く、太さもある。大きな馬ではないが、後躯の肉付きも良好。体型的に1400m~1600mで決め手を活かす形が一番合っているイメージ。繋ぎは長さがあり、クッションの利く柔らかい歩きが特徴的。前走はレコード勝ちを収めているように、良馬場でこそのタイプだ。時季的なモノで少し冬毛は出ているものの、わずかに肋骨が感じ取れ、太め感はなし。筋肉の輪郭も浮いており、好仕上がり。

サフィラ

牝2
[栗]池添学厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
サロミナ
母父:Lomitas
通算成績 3戦1勝[1-1-1-0]
前走時馬体重 442kg
詳細
寸評

細身で背中周りをゆったりと見せる体型。後肢の飛節は「直飛」で、キックした際にしっかりと伸びる造り。小柄ゆえにピッチは速いが、ストライドは決して小さくない。広いコースが合っている印象。全兄のサリオスよりも、半姉のサリエラ、サラキアに近いシルエット。将来的に2000m以上で良さが出ると見ている。重賞でも好走している能力の高い馬ではあるが、現状はややトモが薄く見えて、成長の余地を残している。マイル戦なら高速馬場よりは、水準~やや時計の掛かる馬場のほうが良さそう。腹周りはスッキリと見せるが、細くは映らない。1週前の時点で理想的なボディコンディション。

ステレンボッシュ

牝2
[美]国枝厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ブルークランズ
母父:ルーラーシップ
通算成績 3戦2勝[2-1-0-0]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

父エピファネイア、母父ルーラーシップ共に胴長の体型。血統背景が馬体に影響して、本馬も分かりやすく胴周りに伸びが感じられる。前脚は少し短いが、跳びの大きな走りで持続力に長けている印象。仙骨の角度は「斜尻」で一定レベルの瞬発力も秘めている。阪神外回りコースで長くいい脚を使える長所を引き出せれば。水準以上の馬格を有しているが、ムダ肉の少ない体つきで、今後距離は延びても対応できそう。成長の余地を残しつつも、毛艶は良く、筋肉の張りも上々。中2週のローテでも馬体減りはなく、力を出せるデキ。

スプリングノヴァ

牝2
[栗]鮫島厩舎

レース適性星
仕上がり星
カリフォルニアクローム
ブランカ
母父:ディープインパクト
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 394kg
詳細
寸評

400キロを切る小柄な馬。全体のシルエットに対して胴は詰まり気味、飛節の折りも深い「曲飛」の構造。骨格的にはマイル以下の距離が合っているイメージ。高速決着になるとスピード面でどうかも、本馬はダートで活躍した父の特徴を受け継ぎ、繋ぎがかなり短い。ダート適性がありそうで、芝であれば道悪も苦にしない。雨で時計が掛かる条件になれば。小さい分、余分な肉が付いておらず、仕上がり早のタイプ。現状の完成度は低くない。体つきにもメリハリがあって、この馬なりに好調。

ドナベティ

牝2
[栗]矢作厩舎

レース適性星
仕上がり星
リアルスティール
ドナルチア
母父:Malibu Moon
通算成績 4戦2勝[2-1-0-1]
前走時馬体重 422kg
詳細
寸評

420キロほどのコンパクトな馬ではあるものの、後躯の大腿筋膜は膨らみが感じられ、骨格に対しての肉付きは決して悪くない。繋ぎや飛節の角度に癖がなく、胴周りは長躯短背でバランスがいい。やや短距離志向の強い馬体だが、2歳馬同士なら1600mは守備範囲といえるだろう。立ち回りひとつ。まだ背は伸びそうな印象を残すものの、肋骨が薄っすらと浮き上がっており、かつ細くも映らず、いいコンディションを保てている。

ナナオ

牝2
[栗]小栗厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
バイザディンプル
母父:オルフェーヴル
通算成績 4戦2勝[2-2-0-0]
前走時馬体重 424kg
詳細
寸評

馬格は小さいが、骨格に対する筋肉量は決して少なくない。特に後躯は横幅が広く、肉付き十分。父ロードカナロアの特徴が馬体に表れている。肩関節の角度が立っていて、胴は短い。総合的に見て、スピードを活かした競馬が合うイメージ。適性距離は1200~1400mで、1600mは1ハロン長い印象。ロスのない立ち回りをしてどこまで踏ん張れるか。この時期の牝馬としては毛艶良好、後肢の下腿部に血管が浮いており、筋肉の張りを十分に感じさせる。

プシプシーナ

牝2
[栗]小栗厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
パープルセイル
母父:フジキセキ
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 414kg
詳細
寸評

長躯短背でまとまりのあるフォルム。前走は逃げて勝利を収めているが、溜めれば速い脚も繰り出せそうな柔軟性を感じる。小さくても肉付きがいい。トモの横幅が広く、近2走のようにスピードを維持させる走りが得意。素軽い馬なので、基本的には良馬場のほうが良さそう。腰から背中にかけて、薄っすらと銭型模様が浮き上がり、日照時間の短い冬場でも毛艶が落ちることはない。後肢の下腿部には血管が浮いている。1週前の時点では十分に好仕上がりといっていい見た目。

ボンドガール

牝2
[美]手塚厩舎

ダイワメジャー
コーステッド
母父:Tizway
通算成績 2戦1勝[1-1-0-0]
前走時馬体重 454kg
詳細
寸評

出走回避
ガッシリとした体型で、450キロ台の馬体重以上に体を大きく見せている。胴周りにはまとまりがあって、お腹もふっくら。後躯の発達も目を見張るモノがある。力強いキックで大きな推進力を生み出せそう。スピードを要求される、高速馬場になっても問題なく力を発揮できる。骨格全体のバランスが非常に整っていて、立ち姿は見栄えがする。パーツに癖がなく、切れ味勝負、持続力勝負、そのいずれでも好勝負できるタイプ。体型的にも1600mはベストで、後肢の下腿部の張り具合は素晴らしい。絞り込んできた感じはないが、馬体の張りはいい。

ルシフェル

牝2
[栗]斉藤崇厩舎

レース適性星
仕上がり星
ハーツクライ
アルアリングスター
母父:Exchange Rate
通算成績 3戦2勝[2-1-0-0]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

四肢が短く、全体に重心は低め。ただし短距離馬のイメージはなく、体つきは比較的スッキリと見せている。ハーツクライ産駒らしい、背中周りの伸びも感じられ、中距離で活躍している点も納得。今回は1600mへの距離短縮となるが、後躯のボリューム感は出走馬の中でも上位。さらに蹄は薄く、良馬場が合う印象。2歳馬同士の一戦なら、マイルの高速決着でも十分にやれそうだ。腹周りは少し冬毛が出てきたが、毛艶そのものは落ちていない。半腱半膜様筋がクッキリと浮き上がり、張り感はメンバーの中で一番といえるほど。

イチオシ馬

アスコリピチェーノ

牝2
[美]黒岩厩舎

レース適性星
仕上がり星
ダイワメジャー
アスコルティ
母父:Danehill Dancer
通算成績 2戦2勝[2-0-0-0]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

前後にまとまりのある、バランスのいいフォルム。長躯短背で胴周りの伸縮性に優れ、後肢の飛節は緩やかにカーブ。瞬発力タイプの馬体構造で、広いコースで切れ味を活かす形がベスト。阪神外回りへの適性は高いと見る。新潟2歳S時と比較すると、体つきの幼さが抜けて、完成度が高まってきた。筋肉の輪郭も浮き上がっており、馬体のコンディションは前走以上。3ヶ月ぶりの実戦でも緩みなく仕上がっている。

やーしゅん
近年の阪神JFは高速決着がポイント。スピードに対応できる馬格の大きさが必要で、近10年では460キロ以上で出走した馬が9勝を挙げています。筋肉量・骨量で平均を上回る本馬はその条件をクリア。瞬発力に秀でた体つきで、阪神外回りでの決め手比べも問題ありません。勝ち負けに期待しています。
特注馬

スウィープフィート

牝2
[栗]庄野厩舎

レース適性星
仕上がり星
スワーヴリチャード
ビジュートウショウ
母父:ディープスカイ
通算成績 3戦1勝[1-1-1-0]
前走時馬体重 464kg
詳細
寸評

長躯短背でまとまりのあるフォルム。父スワーヴリチャードよりも胴は詰まっていて、マイラー体型に映る。繋ぎは長さがあって柔軟性に富んだ造り。クッションが利き、跳びの大きさにも繋がっている。広い阪神外回りコースは初となるが、持ち前の末脚を発揮できる適条件といえそうだ。前走時の馬体重は464キロと骨量・筋肉量も水準以上。高速決着への潜在的な適性も秘めていると見た。

やーしゅん
「馬格がありつつ末脚が切れる馬」に合致した穴候補がスウィープフィート。この時期の牝馬としては水準以上のサイズがありながら、体型は完全に瞬発力タイプ。淀みない流れを差し切った2走前、スローペースを追い込んで来た前走と流れを問わない差し脚は相手強化でも十分に通用すると考えています。

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