今年最初の国内の芝GⅠ戦である。お天気が良く判らない。過去10年で稍重を入れてもいいのは半分ほど。特にこの4年は重以上で開催されている。

馬場が悪いと読みも難しくなる。テイエムスパーダが先手を主張するのだろう。だから6年ぶりの海外から遠征のビクターザウィナーとの主導権争いは枠順が影響するだろう。そのレースの入りからが面白いポイントだ。

まず筆頭はナムラクレア。昨年は2着。最後にあの馬場では届かなかった。昨年より身体を大きくしてさらに力強くなってきている。トウシンマカオ、昨年は15着敗退。あそこが底だったのか、夏、秋を経て前走の連勝時は体を大幅に増やしている。今回は鞍上にルメールを迎えた。

昨年1番人気のメイケイエール。常に注目される馬だがまだ結果を出せない。流れよりも自分自身なのだろう。スプリンターズS覇者のママコチャ。その2着のマッドクールも巻き返し十分。ルガルは1200で覚醒の感あり。ウインマーベルも1400で連勝で上昇機運。今回1200が初の4頭、特にソーダズリングには注意必要か。

【阪神大賞典の回顧】

24年3月17日(日)阪神11R 阪神大賞典(G2) 芝3000m)
  • テーオーロイヤル
  • (牡6、栗東・岡田厩舎)
  • 父:リオンディーズ
  • 母:メイショウオウヒ
  • 母父:マンハッタンカフェ
  • 通算成績:17戦7勝


雨が早く降りだし画面でも雨粒が。発走の1時間前に稍重に。この長丁場でどう影響するのか判らぬ。それでなくとも難しい今回だ。

レースが始まっても不安ばかり。読み切れていない、そんな気持ちが。いつも買う馬がゴール前を賑わしているのに、声を出して応援できない。違う馬を軸にした自分の愚かさを知る。テーオーロイヤルは4連勝しダイヤモンドSで重賞ウイナーに。

タイトルホルダーが勝った天皇賞時はしっかり応援。一旦、2番手の時は枯れる程に声を出すも3着。でも満足だった。その後もしっかり観ていた。ステイヤーズSはまだ早いと思っていたが2着。ダイヤモンドSを勝ってここへきた。

そしてワープスピード、3勝め時はしっかり身内だった。その後も追うが、こちらが思う結果を出せず。完全に今回は鞍上強化である。この推し馬2頭がワンツーなのに反映できていない。距離を問わずいい結末はセオリーどおりに競馬をした馬だ。

電光掲示板の4着までは道中で内々の馬。2周め3コーナーから内ラチ沿いの4頭だ。その前に向こう正面で川田Jが内々をポジションをあげる。ブローザホーンとワープスピードが並走して縦に一列。

3番手のテーオーロイヤルは内めから楽々と前へ抜けてゴールへ。ブローザホーンは外へと出し先に2番手にあがる。だが、その内でさばいたワープスピードが差して2着。プリュムドールはブローザホーンの後を追って4着。4コーナーまでの動きと直線の進路のとり方で着順が決まった。

ディープボンドは前でもがきにもがいたが脚がなかった。サヴォーナにもいつもの渋太とさが出ず。馬場の影響なのかも。シルヴァーソニックは長期休養が出たか。いずれにしろ今日はテーオーロイヤルが抜け過ぎていた。あの3着の天皇賞時より強くなっている気がする。もう迷わず今年の天皇賞では応援だ。