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騎手コラム

皆さん、こんばんわ。競馬ラボの小野田です。先週の関屋記念(G3)は自信のダノンリバティ本命でしたが、まさかのあの先行決着とは。パターンとして、前々の決着も想定していたのですが……展開に泣きました。今週はメガ盛り新聞に札幌記念(G2)をまとめたので、こちらでは北九州記念(G3)を採り上げたいと思います。

★ハイペース必至の北九州記念★


昨年こそ比較的、落ち着いたペースだった北九州記念だが、それは12頭立ての少頭数によるもの。今年は例年通り、テンでガリガリやりあう展開になるのではと想像する。
気性的にもハナを切りたいアクティブミノルがまずハナを主張し、そこに競りかける馬。テンのスピードが速く、必然的に先行してしまうダイアナヘイローも人気を集めているだけに、各馬の意識が前にもなるだろう。

2016年 前33.6 後34.9 差+1.3
2015年 前32.7 後34.6 差+1.9
2014年 前33.1 後34.4 差+1.3
2013年 前32.2 後34.5 差+2.3
2012年 前32.2 後34.7 差+2.5

本命は⑬キングハート(牡4、美浦・星野厩舎)。中団辺りでライバルたちを見据えられる枠の並び、脚質と条件は絶好。ハンデも前走の別定戦から据え置きなら、恵まれたといえる。今回、ハンデ差があるとはいえ、2走前の鞍馬Sで先着した相手たちが多いことも能力の物差しになるだろう。芝1200m戦では4-4-0-3で最低着順も4着と、とにかく崩れず、混戦メンバーでは心強い。母数こそ少ないが、オレハマッテルゼ産駒も北九州記念とは0-1-1-1の成績通り好相性だ。

対抗は⑨ダイアナヘイロー(牝4、栗東・福島信厩舎)。正直、目標にされそうな展開はキツく思えるが、北九州記念において4歳牝馬は【2.3.4.6】で複勝率60%。ハンデ53kg以下も勝ち星こそ遠のくが【0.3.3.6】で安定している。また、例年準オープンを勝って臨むケースが馬券になる傾向にもある。

以下はヒモ荒れを期待した馬券を組みたい。年齢こそ違えど、'09年1着⇒'10年3着のサンダルフォンとダブる⑯バクシンテイオー(牡8、美浦・堀厩舎)。高齢で嫌われがちにも映るが、今年は4歳が3頭、5歳が2頭。根本的に若馬が少ない。その他はそれ以上の年齢。流石に家賃は高いと思うが、大穴候補なら⑥ナガラオリオン(牡8、栗東・大根田厩舎)の末脚にも、期待してみたい。前走はテンから追走し過ぎていた感も。ジックリ乗って、どこまで末脚が通用するか。

夏の重賞特別講座
北九州記念の結論

◎⑬キングハート
○⑨ダイアナヘイロー
▲⑯バクシンテイオー
☆⑫ナリタスターワン
△⑤エイシンブルズアイ
△⑥ナガラオリオン

★編集後記★


今週は佐賀のサマーチャンピオン取材や、小倉競馬場での滞在馬の取材、大阪でのイベント下見など、西日本を横断してきました。東京こそ涼しい日々が続いていたのですが、九州、大阪はけっこうな暑さ。旅の荷物を背負って歩き回っただけに、良い運動になりましたよ^^;

小倉競馬場ではダイアナヘイローの取材をさせていただきました。担当の原田助手にアポなしで伺ったところ(初対面です)、最初は「えぇ~?」といううす~い反応。“コレはキツいかもな…”と不安がよぎりましたが、指定された時間に出直すと、むしろ饒舌。おかげさまでタップリとインタビューに残せました。原田助手、ありがとうございました!

ちなみに、ダイアナヘイローは馬房の脇を噛むクセがあるらしく、原田助手に注意されてました。しかも、何度も(笑)。現場取材はそう多くないですが、今後もこんな小ネタをどこかで披露できれば。競走馬たちの素顔ってなかなか知られざるところですからね~。

札幌記念