【有馬記念】トゥザグローリー「目覚めてくれるか…」

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21日(水)、栗東トレセンで行われたトゥザグローリー(牡4、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江泰寿調教師の有馬記念共同会見は以下の通り。

-:トゥザグローリーの今朝の追い切りはどういう格好だったでしょうか。

池:CWコースの2頭併せで、追走して、直線並びかけて、ラスト1ハロン強めに追う、という指示でした。

-:福永ジョッキーが騎乗して。

池:そうですね。意識的に併走馬も速い流れを作って、負荷をかけるというテーマで追い切りました。

-:内容はどうだったでしょうか。

池:かなりテンから行ってますので、ラストはちょっと時計もかかってますし、そんなにシャープには伸びていませんが、前走あまりにも走ってなくて体を持て余していましたので、意識的に速い流れで負荷をかけました。

-:前走の敗因はどのあたりにあると。

池:これがちょっとまだ分かりませんが、ひょっとして東京コースが合わないのか、もしくは気持ちの問題なのか、またはその両方なのか。今回、右回りの中山コースで走って、不振の原因が分かると思います。

-:気持ちの問題と言いますと、前々走の天皇賞で非常に厳しい競馬だったということがありましたが、そのあたりも?

池:もし、気持ちの面だとしたら、天皇賞の厳しいレースだとか、夏負け気味で無理に宝塚記念を使った反動だとか、そういうのが精神的に影響している可能性はありますね。

-:見た目のデキとしては全く問題ないと見てよろしいんでしょうか?

池:状態はホントに良くて、ジャパンカップの時もトーセンジョーダンよりも良かったんですが、まさかの大敗で…。いずれにしても今回走ってみると大体分かってきますね。

-:実際、去年も有馬記念でいい競馬してますしね。

池:そうですね。3着で差もなかったし、能力は凄く高い馬なので、アッと言わせてみたいですね。

-:今回は実績馬が多いので、穴党としては狙いたい、応援したいという方も多いと思うんですよね。

池:ココで目覚めてくれるかどうかですね。目覚めたら十分、チャンスあり、だと思います。

-:先生としてはワンワンワンと仰っていましたが、結果的にワンツースリーというのは十分にあるんじゃないかと思うのですが。

池:うーん、どうですかね(笑)。1頭でも上の着順を狙えれば、と思ってます。