【有馬記念】安藤勝騎手、ペルーサに「持っている能力は上」

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22日、日曜中山10レース・有馬記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ジャパンカップ16着のペルーサ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)は、安藤勝己騎手を背に南芝コースで追われ、6F77.3-62.1-48.7-35.8-11.6をマークした。

追い切りに関して、安藤勝己騎手は
「止めたら止めたまま走りそうなズルさがあるので、今日は息を抜かせない程度にやって、終いを伸ばす感じでした。自分が乗った感触よりも時計が出ているので、良い動きだったと思います。精神的にもリラックスしていますね」とコメント。

「以前に比べて体が立派になったし、ある程度自分からハミを取る感じが出てきました。それでもまだ仕草が子供で、精神的に幼さが残っていますね。力を発揮し切れていないレースが続いていますけど、この馬は凄い潜在能力を持っています。今回のメンバーと比べても持っている能力は上のものがあると思いますし、体調やコース適性がどうこうというよりも、気持ちの問題でしょうね。
去年は4着でしたけど、全然本気で走っていませんでした。今回も位置取りにはこだわらず、出た感じで、馬を怒らせないように気持ち良く走らせようと思います」と自然体で臨む。

また、同馬を管理する藤沢和雄調教師も、今日の追い切りに関して
「前に1頭、誘導馬を置いて、それを追い越すという指示でした。先週も順調でしたけど、今週の動きも良かったです」とコメント。

「天皇賞後から徐々に体重が増えて、ジャパンカップ前の追い切りも良い動きでしたが、レースでは、スタートして枠順や位置取りが上手くいきませんでしたね。ただ、初めて二桁着順になりましたけど、これまでのレースでは、勝ち馬からそれほど離されていませんし、悲観はしていません。
去年は腰や背中に疲れが出やすかったけど、年齢と共に良くなってきて、どんどん調教が出来るようになりました。秋3戦目で、前走のダメージもそれほどありませんし、いつ走っても不思議ない状態になっています。今回は期待しています」と巻き返しを狙う。