距離短縮+軽ハンデで逆襲のシャア…師走S

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アニメを連想させる馬名で人気を博しているシャア(牡5、栗東・田島良厩舎)が土曜日のメインレース・師走S(中山ダート1,800m)に挑む。
この馬が未勝利時代の一昨年から手綱を取り続けてきたのは、先日の競馬ラボスペシャル対談にも登場してくれた小坂忠士騎手

21日の追い切り後に感触を尋ねると「いつも通りオートマチックな感じ。勝手に走って、ゴールしたら止めて…。追い切りはこんな雰囲気の馬ですよ(笑)」とコメント。
(CW6F83.2-68.0-53.7-40.0-12.4)

前走・ベテルギウスSでは、他場の重賞に騎乗したため、久しぶりにパートナーの背中から離れることになったが、「昔は短いところも使っていたし、ちょっと行きたがってしまったのかもしれません」と敗因を分析。レースは後方で進めたが、引っ掛かるところをみせて、最終コーナーで押し上げるも、余力がなく9着に後退。本質的にもマイル~千八くらいがベストのようだ。

「オープンでは相手が強いですからね」と謙遜するものの、2走前の武蔵野Sでも0.6秒差に踏みとどまったように、オープン特別でも相対するだけの力はあるだろう。更に今回はハンデも54キロ。トップハンデのインバルコからは4.5キロ差の恩恵を受け、反撃ムードは高まる。

「これからオープンでもまれていけば、力をつけていけると思います。名前のおかげでファンもいるようですし、今では珍しいツルマルボーイ産駒。(ツルマルボーイを管理していた)橋口先生も応援してくれていますし、期待に応えたいです」とパートナーとの東上に力を込めていた。