池江調教師「今年の目標は、オルフェーヴルの凱旋門賞制覇!」

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12年1月23日(月)、「2011年度JRA賞授賞式」が都内のホテルで盛大に行われた。史上7頭目の三冠馬に輝き、有馬記念も制したオルフェーヴル(牡4、栗東・池江厩舎)が、年度代表馬として表彰を受けた。

開業8年目にして三冠トレーナーの称号を手に入れ、最多賞金獲得調教師にも輝いた池江調教師。壇上で次なる目標を問われると、きっぱり言った。
「凱旋門賞トレーナーです」
さらに今年の目標を問われると、こう即答した。
「凱旋門賞です」
華やかな授賞式に、10月の凱旋門賞(仏、芝2400m)に懸ける情熱がほとばしった。

「僕の中で、凱旋門賞は世界最高峰のレースです。そんなレースを日本産馬が勝つというのは、馬産地にとっても、すごくいいことですから。こんなチャンスはなかなかないので、なんとかオルフェーヴルで凱旋門賞を勝ちたい」

池江調教師は、春先にシャンティイの調教施設を視察し(日本馬のフランスでの滞在はシャンティイとなる)、自らコースを歩いて馬場の感触を確かめた上で、オルフェーヴルのフランス滞在期間やステップレースを吟味する構えだ。

春の目標は天皇賞(4月29日、京都、芝3200m)。秋は海外か国内で一戦し、凱旋門賞へ。

「やっぱり、年度代表馬は格別ですね」と言ってほほ笑む池江調教師の視線はすでに、はるかフランスを見据えている。