【根岸S】堅実派・ダノンカモン「フェブラリーに繋がるレースを」

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25日(水)、栗東トレセンで行われた根岸S(G3)に出走するダノンカモン(牡6、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江泰寿調教師の共同会見は以下の通り。

-:ダノンカモンについて池江調教師にお話を伺います。まず、ジャパンカップダートは5着という成績でしたが、内容はどのようにご覧になりましたか?

寿:そうですね。距離も1800mですし、コーナー4つというレースが久々だった分、ちょっと馬に戸惑いがあったのか。もう少し頑張ってくれるんじゃないかなと思ったんですけど。その辺が影響して、結果5着だったのかなと思います。

-:コーナーワークのことも振り返られてましたけども。

寿:やはり身体が大きくて手脚が長い馬ですから、コーナーをあまり得意としていなので。コーナー2つくらいのコースの方が合ってますね。その辺が着順に表れたのかなと思います。

-:その後、短期放牧に出して、1月にコチラに帰ってきて、というスケジュールだったようですが。

寿:前走後はすぐにフェブラリーSを目標に、その前にステップレースとして今週の根岸Sと。早い段階からこのプランを立ててましたから。

-:馬の様子なんですが、新年明けていかがでしょうか。

寿:まあ大型馬なので、「やはり一度使わないとまだピリッとしてこないかな」という感じですね。

-:先週、今週と追い切りの内容、その指示も含めまして教えて頂けますか。

寿:今日の追い切りはCWコース3頭併せ。一番後方から進んで、直線は内側に潜り込んで、ラスト1ハロン一杯に追う予定だったので、まあその通りだったんですけどね。「久々のせいか、前の2頭に取りつくまでの脚がまだシャープではなかったかな」という感じですね(CWコースで助手が騎乗して98.6-82.3-67.2-52.4-39.3-12.8:マナクーラに先着 )。

-:そのあたりは輸送なども含めて、これから少しシャープになってくるかなと。

寿:そうですね。大型馬なので、それを見込んでというか、ココを使ってフェブラリーにいい形で繋がるようなレースができれば。そういう感じでつくっています。

-:今回、馬体重も含めてどのような感じになりそうですか?

寿:馬体重は大きな変動はないですけど、動き自体がもう一つシャープではないですね。馬体の見た目はシャープなんですけどね。

-:先ほどのコース形態のことも含めて、東京の1400mは非常に合う舞台だと思いますが。

寿:そうですね。条件は合いますし、能力の高い馬なので楽しみにしています。

-:昨年2着という成績でした。単純比較はできないと思いますけど、今年のダノンカモンはいかがですか。

寿:去年以上の状態とはなかなか言えないんですが、まあ去年よりは力を付けていますし、いい走りをしてもらいたいなと思っています。

-:昨年と何か変わった点はありますか?

寿:成績にムラがなくなってきましたし、凄く安定味が出てきたなっていう感じはしますね。

-:意外なんですが、まだ重賞のタイトルがないんですね。2着は多いんですけどね。

寿:ちょっと気難しいところのある馬なので…。その辺さえ解消すればすぐに重賞勝てるとは思うんですけども。

-:今回も楽しみな舞台ですし、大きな目標がこの後に控えています。

寿:いい結果を出して、フェブラリーSに繋がるようなレースができればと思っています。

-:GⅠを見据えての一戦になると思いますが、ファンの皆様にひと言メッセージをお願いします。

寿:去年も重賞でも人気にして頂いたのに勝てなくて、ファンの皆様を失望させてしまってたんですが、今年は何とかこの馬に重賞を勝たせるのがボクの目標です。それが今年初戦のこのレースだったら一番いいと思いますので、是非、今年も懲りずに(笑)応援してもらえればと思います。よろしくお願いします。