得意の京都で一変期待のシャア…アルデバランS

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重賞の壁に阻まれた感もあったが、近走、ワンパンチ足りない競馬が続いているシャア(牡6、栗東・田島厩舎)が、11日(土)のアルデバランSに挑む。
前走、昨年暮れのハンデ戦・師走Sでは54キロと斤量にも恵まれて、オープン特別初勝利への期待を集めるも、0.6秒差の9着に終わった。

「普段は大人しい馬なんですけれど、どうもダダをこねるようなところが出てきているんです。前走も3コーナーでなかなか反応してくれませんでしたからね」とは小坂忠士騎手

ジョッキーが振り返るように前回は勝負処で追っ付け通しながらも、バテず伸びずの印象。結果こそ奮わなかったが、如何にも力を出し切らないままのレースだった。もともとオープン昇級初戦、昨年のオアシスSでは、後の重賞ウィナーであるナムラタイタンの2着。力さえ出し切れば、ここに入っても見劣りはしないことは確かだ。

「実績からも京都が一番合っているでしょうし、人気のある馬ですから、結果を出したいですね」。
京都ダートは(4-4-3-4)。全5勝のうちの大凡を占める得意の舞台で、人馬が巻き返しを狙っている。

また、既に障害で3勝を挙げ好調の障害レースについて、小坂騎手は「年明けから期待していた馬で結果を残せたのが大きいですね。今週のバアゼルリバー(土曜8Rの淀ジャンプSに出走)も前回、後続を引き離したようにオープンでも楽しみですよ」と好感触の口ぶり。平地&障害で活躍する二刀流ジョッキーが今週も存在感をみせつける。