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【共同通信杯】内田博幸騎手重賞V「完全な状態で復帰した」
2012/2/12(日)
2月12日(日)に行われた共同通信杯(G3)で2番人気・ゴールドシップ(牡3、栗東・須貝厩舎)が、圧倒的1番人気のディープブリランテを差し切り快勝。デビュー5戦目にして、重賞初勝利をマーク。また、鞍上の内田博幸騎手は1月28日の戦線復帰以来、初めて重賞タイトルを勝ち獲った。
内田博幸騎手が完全復活宣言だ。単勝1.4倍、一本被りのオッズが示すように下馬評ではディープブリランテの独壇場。しかし、デビュー2連勝、2戦連続重賞2着と実績はメンバー中、最上位のゴールドシップは易々と引き下がらなかった。
これまではゲート難がつきまとい、札幌2歳ステークス、ラジオNIKKEI杯と連続2着。重賞では苦杯をなめる結果に終わっていたが、初コンビとなった内田博幸騎手がベテランの存在感をみせつけた。
週中は栗東へ駆けつけて、最終追い切りに跨り、事前に背中を確かめると、レースではゲートから追っつけて好位をキープ。まさかの先行策にスタンドもどよめいたが、初コンビとは思わせない騎乗振りで見事、ゴールへ導いた。
「力がある事はこれまでのレース映像を観てわかっていました。ゲートに難しいところがありますが、頭数も少ないからスローになるんじゃないかと思っていたので、2番手辺りにはつけたいと考えていました。直線ではモタモタするところがあるので、早目にスパートを仕掛けましたが、追えば追うほど伸びる感じ。これならディープブリランテを交わせると思いました。まだ馬も若くて奥深さがあるだけに、どれくらいこれから成長するのか楽しみがあります」とパートナーを手放しで讃えた。
内田騎手自身もこれが復帰後の重賞初制覇。昨年5月、大井競馬場で負った落馬による骨折で、思いの外、復帰に時間を要したが、懸命のリハビリを重ね、ターフに舞い戻ってきた。
「復帰から重賞でチャンスのある馬に3週続けて乗せてもらっていて、ようやく期待に応えられました。自分は完全な状態で復帰したと思っているので、これからも関係者・ファンの期待に応えられるようなレースをしていきたい。ファンの方々には是非、競馬場に足を運んで見に来てほしいですね」。としみじみと周囲へ対しての感謝の念を口にした。
この日は1日4勝の荒稼ぎで、今年の通算は既に7勝を数える。丸ひと開催、ライバル達には遅れをとる形で2012年を迎えたが、来週のフェブラリーSではグランプリボスの騎乗依頼を受けるなど、サークル内での信頼感は不動のもの。エンジンの掛かった内田博幸騎手が、今後も日本の競馬界を牽引していく。
【須貝尚介調教師】
「厩舎もずっと重賞で2着で、これだけの管理馬を出走させながら、頭(1着)がないのは恥ずかしいです(笑)。スタッフ・騎手のお陰で、やっとタイトルを獲れました。
(初コンビの)内田君には攻め馬で乗ってもらっていましたし、一流ジョッキーですからね、レースはお任せしていました。ああいう競馬が出来たのは収穫です。今後については、また考えたいと思います」
内田博幸騎手が完全復活宣言だ。単勝1.4倍、一本被りのオッズが示すように下馬評ではディープブリランテの独壇場。しかし、デビュー2連勝、2戦連続重賞2着と実績はメンバー中、最上位のゴールドシップは易々と引き下がらなかった。
これまではゲート難がつきまとい、札幌2歳ステークス、ラジオNIKKEI杯と連続2着。重賞では苦杯をなめる結果に終わっていたが、初コンビとなった内田博幸騎手がベテランの存在感をみせつけた。
週中は栗東へ駆けつけて、最終追い切りに跨り、事前に背中を確かめると、レースではゲートから追っつけて好位をキープ。まさかの先行策にスタンドもどよめいたが、初コンビとは思わせない騎乗振りで見事、ゴールへ導いた。
「力がある事はこれまでのレース映像を観てわかっていました。ゲートに難しいところがありますが、頭数も少ないからスローになるんじゃないかと思っていたので、2番手辺りにはつけたいと考えていました。直線ではモタモタするところがあるので、早目にスパートを仕掛けましたが、追えば追うほど伸びる感じ。これならディープブリランテを交わせると思いました。まだ馬も若くて奥深さがあるだけに、どれくらいこれから成長するのか楽しみがあります」とパートナーを手放しで讃えた。
内田騎手自身もこれが復帰後の重賞初制覇。昨年5月、大井競馬場で負った落馬による骨折で、思いの外、復帰に時間を要したが、懸命のリハビリを重ね、ターフに舞い戻ってきた。
「復帰から重賞でチャンスのある馬に3週続けて乗せてもらっていて、ようやく期待に応えられました。自分は完全な状態で復帰したと思っているので、これからも関係者・ファンの期待に応えられるようなレースをしていきたい。ファンの方々には是非、競馬場に足を運んで見に来てほしいですね」。としみじみと周囲へ対しての感謝の念を口にした。
この日は1日4勝の荒稼ぎで、今年の通算は既に7勝を数える。丸ひと開催、ライバル達には遅れをとる形で2012年を迎えたが、来週のフェブラリーSではグランプリボスの騎乗依頼を受けるなど、サークル内での信頼感は不動のもの。エンジンの掛かった内田博幸騎手が、今後も日本の競馬界を牽引していく。
【須貝尚介調教師】
「厩舎もずっと重賞で2着で、これだけの管理馬を出走させながら、頭(1着)がないのは恥ずかしいです(笑)。スタッフ・騎手のお陰で、やっとタイトルを獲れました。
(初コンビの)内田君には攻め馬で乗ってもらっていましたし、一流ジョッキーですからね、レースはお任せしていました。ああいう競馬が出来たのは収穫です。今後については、また考えたいと思います」
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