【フェブラリーS】武豊騎手「代打として良い仕事を…」

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15日(水)、栗東トレセンで行われたエスポワールシチー(牡7、栗東・安達厩舎)に騎乗する武豊騎手フェブラリーS(GⅠ)共同会見は以下の通り。

-:今年最初のG1競走、どんな気持ちで臨まれるでしょうか。

武:急遽ですけど、こんなに良い馬に乗せてもらえることになってありがたいですね。

-:騎乗依頼があったときは率直にどんな感じだったんでしょう。

武:佐藤君(哲三騎手)が怪我をして、彼の気持ちを思うとすごく気の毒だなと思いますけど、自分に声がかかったので、代打として良い仕事をしたいなと。そういう気持ちになりましたね。

-:これまでは武さんにとってエスポワールシチーはかなり強力なライバルの1頭だったかと思います。

武:そうですね。いつも一緒にレースをして、かなり強い印象を持っています。

-:これまでは外から見てエスポワールシチーの良い点も、ひょっとすると弱点じゃないかなと思われているところもおありだったんじゃないかと思いますが。

武:うーん、まあハッキリしたことは言えないですけど、一緒にレースに出るときはやはり対策と言うか、色々考えながら乗っていましたけど。

-:改めて、先週、今週と調教に跨ってみて印象はいかがでしょうか。

武:先週初めて乗せてもらって、当然ですけど「流石だな」という動きをしていましたし、「ホントに良い馬だな」と思いましたね。パワフルで、乗り手の指示も割と従順に聞く方かなと思いました。

-:そのあたりはどうでしょう。意外な点というのはあったんでしょうか。

武:まあそれほど全く想像していなかったということはないですけど。改めて「流石だな」というのが正直な感想ですね。

-:先週が坂路、そして今週は少し長めに追いました。その感触を教えてください。

武:そうですね、今日はCWコースで。「あまり軽くなくていい」という指示もあったので、割と前半からユッタリというか、大きなストライドで走らせようかなと思っていたので。いい追い切りができたと思いますけどね。

-:「これなら日曜日の本番、非常にイイ感じで臨めるぞ」、そんな手応えは?

武:状態はイイと思います。

-:武さんはこのフェブラリーSを何度も制していらっしゃいますけれども、今回は違う新たな気持ちがあるかと思います。

武:そうですね。まあ今回は確立された名コンビの代打なので、やはりプレッシャーはありますけど、折角これだけの馬の代打に指名されたわけですからね。いい結果を出したいと思いますし、楽しみにしています。

-:世界に通用する強力なライバルたちも出てくるというメンバーですよね。

武:流石に今のダートの強い馬がみんな出てきた、という感じですから。現王者のトランセンドもいますし、やはりスゴク大きな壁だと思いますけど、エスポワールシチーの力を出し切っていいレースをしたいなと思ってます。

-:数多くのエスポワールシチー、そして武豊ファンの皆さんに改めて今回のフェブラリーSの抱負、決意をお願いします。

武:ボク自身、スゴク楽しみにしていますし、久しぶりにG1を勝てればいいなと思っています。