ダローネガ・佐々木晶三調教師、一問一答

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11年12月18日、朝日杯FS出走時

2月25日(土)に行われるアーリントンC(G3)に出走するダローネガ(牡3、栗東・佐々木晶厩舎)を管理する佐々木晶三調教師の共同会見は以下の通り。

-:アーリントンC(G3)に出走しますダローネガですが、前回の朝日杯FSから振り返っていただけますか?

佐:戦前にも言っていたように6枠より内ならば勝負になるとは思っていたのですが、よもやの16番枠で「何という運のなさか」と思いましたね。ご覧の通り、勝負に出たものの最後は枠が響いた感じでしたね。

-:それでも、外々を回りながら、5着にまで追い詰めましたね。

佐:ねえ、ビックリしましたよ。勝負に行って、普通はヘタるところですが、改めて頑張ったと思わされました。

-:その後はどのように過ごされましたか?

佐:その後、しがらき(ノーザンファームしがらき)さんの方でお世話になりまして、2月の頭にトレセンへ戻ってきました。流石にしがらきさんの方の話では、かなり疲れが出たということで、ちょっとペースダウンしていたんですが、入厩前からペースを上げて、入厩後はすこぶる順調に来ています。その後は5回追い切りました。

-:本日の追い切りの様子はいかがだったでしょう。

佐:ラスト13秒台を続けて上がって来られたら、恩の字だと思っていたのですが、13.7-13.6秒くらいであがってこられましたからね。出走態勢は整ったと思いました。今日の坂路でいい時計が出たので、大丈夫だと思います。

-:今の栗東の坂路はかなり時計が掛かっていますが、その中で、この内容をどうみていますか?

佐:後半、57~59秒で動いていたので、58くらいは掛かるのかと思っていましたが、その割に時計も良かったですし、ラストも13.6でまとめたので、イイと思いますね。

-:戦闘態勢が整ったと。

佐:そうですね。先週まで13秒台の持続がなかったので、どうかと思っていましたが、今日の動きを見ると安心しました。

-:かねてから、この馬の素質を語っていらっしゃりましたね。

佐:最初に見た時から凄い馬だと思っていたのですが、その通りに動いてくれますし、前走もどうしようもない枠ですし、度外視していいと思います。

-:年が明けて、クラシック戦線へ向けて、大事な一戦となりますね。

佐:今のところ、マイラー色が強いので、これから毎日杯に行く予定ですけれど、たぶん、(皐月賞ではなく)NHKマイルの方へ行くんじゃないかと思います。オーナーサイドと相談して、千八でもこなせるようなら、皐月賞に行くこともあるかもしれませんが、今のところはマイラー色が濃いですね。

-:今回は阪神開幕週ですが、阪神コースは2戦2勝と相性がいいですね。

佐:一旦、へばりかけるところがあるのに坂を上がってからが強いですよね。レースを安心してみられるタイプじゃないなく、ヒヤヒヤ、ドキドキですが、キッチリ力をみせてくれますね。

-:今後を見据える好メンバーが揃いますね。

佐:ねえ、この子も重賞を獲れるんじゃないかと思っていますが、回を追うごとに相手が強くなりますね。ただ、メンバーは関係なく、自分の競馬に徹すれば、いい結果が強くなるんじゃないですか。

-:枠順などについては条件がつくことはありますか?

佐:全然ないですね。阪神の千六はどこに当たってもいいですし、東京の二千や中山の千六ほど、関係ないと思います。

-:改めて、アーリントンCへ向けての意気込みをお願いいたします。

佐:この子の能力と根性はかなりのものがあると思いますので、この辺りで結果を出したいと思います。応援してください。