【阪急杯】オセアニアボス「重賞を獲らせてあげたい」

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22日(水)、栗東トレセンで行われたオセアニアボス(牡7、栗東・矢作厩舎)を管理する矢作芳人調教師阪急杯(GⅢ)共同会見は以下の通り。

-:オセアニアボスについて矢作調教師にお話を伺います。まず、京都金杯のレース内容から振り返って頂きたいのですが。

矢:うーん、内を突いて、ちょっと不自由な競馬だったような感じがします。(オセアニアボス自身も伸びてはいたが)やっぱり京都の馬場だとあそこまでなのかな、という感じもありました。

-:やはりこの馬の得意なコースは阪神と。

矢:そうですね。坂もありますし、芝も重いですし。距離も今回はベストの1400mに短くなりますので、そういう意味で条件はかなり好転してると思います。

-:前走の京都金杯の後ですが、調整はどのように進められたのですか。

矢:当初から、この阪急杯を目標に短期放牧に出しまして、予定通りに戻ってきて、予定通りに調教している、という感じです。

-:先週はグランプリボスと併せ馬をされたそうですが。

矢:スゴイ動きでしたねえ。同じ馬主さんなのであまり気にしなかったんですけど、グランプリボスをアオるような動きだったと思います。今週も引き続き非常にいい動きでしたし、状態はイイと思います。

-:今日の最終追い切り、坂路での内容を教えてください。

矢:終いは12秒9ですか。先週ほどではないにしろ、相変わらず非常に力の要る馬場状態なので、その中ではとても力強い、優秀な動きだったと思います。状態の良さには自信が持てます。

-:そして先ほどもありましたが、今回は阪神の1400m。この馬が一番得意にしている条件だと感じますが。

矢:そうですねえ。やっぱりねえ、ココで結果を出さないといけないかな、と感じています。

-:去年もこの1400mという距離の重賞で非常に惜しいレースがありました。

矢:ああ、スワンSねえ。あれは京都でしたから、その時よりも、それ以上に、くらいに考えているのですが。

-:同じコースの阪神カップでも、何と言うんでしょう、マズマズのレースは見せていましたよね。

矢:阪神カップは明らかに前が詰まって、脚を余して、能力を出し切れないレースだったので。アレは度外視しても構わないと思います。

-:この阪神の1400mでは7回走って着外が殆どない、という。ココは初タイトルに向けて力の入る一戦ではないですか?

矢:そうですねえ。南半球産馬で、ゆっくり仕上げながら、ジックリと徐々に徐々に力をつけてきてココまで上がってきた馬なので。是非、重賞を獲らせてあげたいなと思っています。

-:今回は開幕週の馬場ということで、速い時計になるというところに関してはいかがですか。

矢:まあ新潟とかでも速い時計の実績もありますし。理想は“時計がかかる良馬場”ですけど、速い時計にも対応していますし、特に不安視していません。

-:楽しみ一杯の一戦ですね。

矢:本命じゃないんでね(笑)。チャレンジャーのつもりで、気楽に勝てるように頑張りたいなと思います。

-:ただ、注目してるファンはたくさんいると思いますので、最後にファンの方々にひと言お願いします。

矢:オセアニアボスは、ホントに力を付けてきたなっていう風にボクらも感じています。当日は是非、阪神競馬場で生で応援して頂けたらなと思います。よろしくお願いいたします。