ホーカーテンペストがインから強襲V…黄梅賞

トピックス

12年3月3日(土)、2回中山3日目9Rで黄梅賞(芝1600m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の4番人気・ホーカーテンペスト(牡3、美浦・藤沢和厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:38.1(重)。

2着にはハナ差で1番人気・エネアド(牡3、美浦・戸田厩舎)、3着には2番人気・ミッドサマーフェア(牝3、美浦・小島太厩舎)が続いて入線した。

勝ったホーカーテンペストは昨秋の東京でも重馬場で勝ち星を挙げていたが、またしても道悪を味方に完勝。 父のHawk Wingはミスプロ系の種牡馬。日本での産駒は各世代1~2頭ずつとごく僅かで、現3歳世代ではホーカーテンペストのみである。
馬主はキャロットファーム。生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「英国空軍の戦闘機名。第二次大戦中の最高速機の一つ」。所属するキャロットファームはエネアドとワンツーフィニッシュとなった。

1着 ホーカーテンペスト(横山典騎手)
「きょうはパドックでも落ち着きがあり、最近の中では一番の雰囲気。ゲートをスムーズに出たし、道中のコントロールに関しても許容範囲だった。我慢できたぶん、追い出してからは体を使って伸びてくれたよ。1600mの流れは合うね。気持ちの課題が解消すれば、今後も楽しみが広がる」

(藤沢和雄調教師)
「本来はもっと長いところに適性があると思っているが、スローな流れになったからね。うまく対応できたよ。渋い勝ち方だったとはいえ、先につながる内容だった」

2着 エネアド(蛯名騎手)
「1600mは乗りやすい。いい感じで加速。追い出しを我慢させられたが、ふわっとするこの馬にはちょうどいいと思った。ただ、万全のかたちで馬群を割っていったのに、並ぶと他馬を見てしまい、待つ感じが残っているね。そのぶんの負け」

5着 トップスカーレット(石橋脩騎手)
「好スタート。前走は1400mでもハミを噛みましたが、この条件でも折り合えました。牡馬相手でも差はなく、能力は高いですよ。このいいリズムが身に付いてくれば」

6着 ステージナーヴ(田中勝騎手)
「少しちゃかちゃかするけど、レースでは問題なし。3コーナーでふわっとし、動きたいところで動けなかったのが残念だった」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。