10番人気タンゴグラチアが逃げ切り波乱…中山新馬

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12年3月4日(日)、2回中山4日目6Rでサラ系3歳新馬(芝1600m)が行なわれ、田中 勝春騎手騎乗の10番人気・タンゴグラチアが逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1.37.8(稍)。

2着には1馬身1/4差で4番人気・クラールハイト(牝3、美浦・奥平雅厩舎)、3着には7番人気・モンサンジュピター(牡3、美浦・牧厩舎)が続いて入線。1番人気に支持されたビーキュートは6着に敗れている。

勝ったタンゴグラチアは半兄にJRAダートで4勝をあげたフサイチコウキ(父Aldebaran)がいる血統。10年セレクトセールにおいて1750万円で落札されている。馬主は諸江 幸祐氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「感謝(ラテン語)のタンゴ、丹後のガラシャ(細川ガラシャ夫人)」。

1着 タンゴグラチア(加藤征弘調教師)
「除外を見越して投票。まだ攻め不足が明らかで、動きも目立たなかった。まさかの勝利です。繊細さが残るのに、実戦で前向きな性格が生きました。すんなり先行。競りかけられなかったのが良かったですね。いきなり走ったので、反動が心配ではありますが、将来が楽しみになりましたよ」

3着 モンサンジュピター(丸山騎手)
「うまく運べました。ただ、右にもたれる面があり、直線はふらふら走っていましたね。次は変わるでしょう」

4着 プリンチペッサ(大庭騎手)
「まだ体質が弱いのに、すっと前へ行け、センスを感じます。こんな馬場も大丈夫です」

5着 マイネラヴリー(中谷騎手)
「まだしっかりしていないぶん、伸び切れなかった。素質は高いですよ」

7着 セイウングーノネ(松岡騎手)
「返し馬から脚を取られていた。軽い馬場なら違うよ」

8着 エクセレントマン(蛯名騎手)
「初戦としてはがんばっているし、いいものを秘めている」

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タンゴグラチア
(牝3、美浦・加藤征厩舎)
父:ダンスインザダーク
母:サンデア
母父:Dare and Go

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