【桜花賞】ジョワドヴィーヴルに福永騎手「特殊な馬」

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ジョワドヴィーヴル

4日(水)、栗東トレセンで行われたジョワドヴィーヴル(牝3、栗東・松田博厩舎)を管理する松田博資調教師と、同馬に騎乗予定の福永祐一騎手桜花賞(G1)共同会見は以下の通り。

-:まずは松田博資調教師からお話を聞きます。おはようございます。桜花賞に向けての最終追い切りが終わりました。今日の指示の内容を、それから手応え如何でしたでしょうか?

松田博資調教師:おはようございます。まあ、任せっきりですけどね。乗るほうに。

-:ご覧になってどんな印象をお持ちになりましたか?

松:まあまあ、いつもどおりで変わりなく順調に来てますよ。

-:福永騎手とは終わってから何かお話はされたんですか?

松:ええ、今、終わって初めて会ったので(笑)。

-:変わりなく順調といいますと一番良いことですね。

松:ええ、そうです。

-:前走のチューリップ賞と比較するとどうでしょうか?

松:う~ん、放牧帰りだったしねえ。たいして変わりないけどなあ(笑)。

-:あの前走の時は結構馬場も、追い切りのほうの馬場も悪かったと思うのですが、その点に関して今回はどうですか?

松:そんなこと言ってられんわね。馬場が悪いから負けたとか勝ったとかは。グレードレース使うんだから。

-:その前走のチューリップ賞ですけども、まさかの敗北となった訳ですけど、どのようにご覧になりましたか?

松:まあ、どうか、能力かな(笑)?その時の。

-:となると敗因というのはどのあたりにとらえていますか?

松:まあ、今までに無いようなレースしたからねえ。馬混み入って。それもあると思うし、もうひとつ気合い乗りがどうやったんやろうね。

福:大人しかったですよね。まあ普通大人しい馬ですけどね。いつもは。いつもよりも大人しかったから。

松:うん。

-:いつもよりも更に大人しく?

福永祐一騎手:ええ。

-:逆に言えばその大人しいという部分は非常にセールスポイントでもある訳ですね?

松:まあ、良いほうに考えたいなと、楽に出ただけ。

-:どうですか、一回使ってそのあとの変わり身というのは。

松:まあ先週ぐらいまではもうひとつやったけど、今日あたりやったらもう戻ってますよね。

-:松田調教師はブエナビスタも管理されて、妹さんで今度は桜花賞ということになりますが、姉妹制覇に向けての意気込みはどうですか?

松:まあまあ、獲れるものだったら獲りたいけどね。そう簡単にいかんのが競馬やから。

-:そして連覇もかかってます。どうですか?

松:うーん、まあ、やってみなけりゃわからんわ(笑)。

-:改めてこのジョワドヴィーヴルの一番のセールスポイントとはどんな点になりますか?

松:まあ、あの~、とりあえず大人しいっちゅうとこだねえ。扱いやすいっちゅう。ええ。

-:そういう点ではブエナビスタと比べるとどう思われますか?

松:うーん、時期的な問題もあるけど、今やったら調教はジョワドのほうが楽だよね。引っ掛かりもせんし。ええ。

-:ええ、どうでしょう、枠順あるいは馬場に対する希望というのはございますか?

松:枠順とかねえ、馬場なんかいうてたんじゃ勝てんわそりゃ(笑)。G1は。何でもこなさにゃ。ええ。

-:体調、体重に関してはどうですか?

松:う~ん。まあ現状維持が一番いいか、ちょっと太ってるぐらいが理想なんですけどね。まあどうかな。

-:では改めましてこのジョワドヴィーヴルで桜花賞に臨む今の気持ちをファンに対してひとことお願いします。

松:う~ん、まあ、応援してもらって獲りたいのは獲りたいですし、応援宜しくお願いいたします。

-:では、引き続き福永祐一騎手にお願いします。今日の調教の内容はいかがでしたか?

福:いやいや、見てないし乗ってもないし、さっき先生に聞いて「今日は3馬身ぐらい離してたぞと」っていう話を聞いたところですから。

-:なるほど。前走のチューリップ賞ですけどもさきほどもちょっとお話出ましたけども振り返ってみて如何でしたでしょうか?

福:そうですね、内枠っていうこともありましたし、スタートも良かったんでまあ、変に下げずに出たなりのところで競馬したんですけど、まあ、ああいうちょっと今までの2戦とは違う形の競馬にはなったんですけど、まあ、そうひるむこともなく走ってはくれたんですけど、まあ、結果負けてしまったんでね。それでも一度はああいう競馬もどこかでしてみたいなっていうのは考えてたんで、そんなに悲観するような内容では無かったと思うんですけど。ハイ。

-:比較的収穫のある内容だったと?

福:いや、勝てるに越したこと無かったんですけどねえ(笑)。一点何倍の馬だったから……。

-:逆にそうしたら見えてきた部分というのもあったんですか?

福:いやあ、でも相当に素直な馬だし、スタートもねえ、ブエナよりずいぶん良いですよね?

松:そうそう。

福:だから競馬もし易いし、まあ休み明けっていうのもあったのかなあとは……わからないところはありますけれどね、馬のことなんでね。

-:改めてジョワドヴィーヴルの乗ってみての良さというのはどのあたりにありますか?

福:やっぱりちょっと走り方がね、ちょっと変わってるというか特殊な馬なんで、デビュー前から期待されてた馬ですしね。ホントに乗せてもらえるというのはすごく光栄ですし、こうやって桜花賞にね、こうゆう有力馬で臨めるっているのはすごく楽しみですし。週末も出来れば、まあなんか天気良さそうなので、せっかくだったら天気良い時のほうがお客さん一杯入ってもらえるんで(笑)。良い走りを見せてくれたらなと思います。

-:乗り方、乗り味が今までの馬とちょっと違うというお話なんですが、どのあたりが違うんですか?

福:いや、まあ(笑)。なんて言うんですかね。なんかこう、後ろ足が同時に入ってくるような感じがしますけど……。ま、それはどっかでゆっくり話します(笑)。

-:福永騎手にとって桜花賞は忘れられないレースだと思うんですけど、どうですか?

福:初めてG1勝ったのが桜花賞でしたし、華やかなレースなんで。まあ競馬なんでそう簡単には行かないとは思いますけども、良い結果を出したいなと思っています。

-:当然この2歳女王として巻き返しというのを誓っておられると思いますけれど。

福:でもホントにこれからの馬ですし、獲れるタイトルは獲れるチャンスがある時に獲っておきたいなっていうのがあるんで、しっかり競馬で乗りたいなと思っています。

-:ファンの皆さんの注目も非常に高いと思います。

福:そうですね。すごく人気のある馬なので、もっともっとたくさんの人に支持してもらえるように良い結果を出して行きたいと思います。